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通学路、親子で会話しながら危険シミュレーションを

子育て・教育

通学路、親子で会話しながら危険シミュレーションを

『子どもの防犯マニュアル』著者の舟生岳夫さんインタビュー(1)子どもは「大人が想像しない行動」をとる天才

放課後の予定は必ず言う。毎日の習慣づけは最初が肝心

 小学校に通うようになると、放課後の行動範囲も広がります。「はじめは学童に通っていたけれど、学校で仲のいい友達ができてからは放課後に友達と遊ぶようになった」というお子さんもいると思います。

 そういうときには、「いつ、誰と、どこに行って、何をするか」という予定を必ず親に伝えるという約束をきちんと交わしましょう。何に関しても言えることですが、ルールづくりは最初が肝心です。親としても、「自分の子どもが、今日の放課後、どこで何をしているか分からない」といった状況にならないように気を配りましょう。

 何かあったときに親同士がすぐに連絡を取り合えるシステムづくりも重要です。最近は緊急時以外に連絡網を配布しない学校も増えていると聞きますし、親同士が個人間で連絡先を教え合っているケースが多いようです。子ども同士がよく遊んでいることが分かったら、早めに子どもを通じて親が連絡先を伝え合うなどしましょう。何か起きてから連絡先を聞き出すことは難しいので、何もないときから早めに知っておくことが大切です。

 この点、お母さん同士は比較的すぐにコミュニケーションをとるのが上手なのですが、お父さんはきっかけをつかみきれないことが多いようです。学校のお祭りなど地域に向けたイベントに積極的に参加するなどして、親同士が知り合える機会を増やすと、自然と知り合いも増えていくと思います。

 私の場合は、父親同士で飲み会をするなどして交流をするようにしていました。もちろん、飲み会自体も楽しいものでしたが、最大の目的は「子どもの安全」のためです。親が顔見知りであれば、いざというときに迷うことなく、お互いの子どもの安全を守る行動をとれます。育児のスタイルは家庭それぞれではありますが、「保育園の送り迎えは全部母親任せだった」というタイプのお父さんは、子どもの行動範囲が広がる小学校入学を機に、育児に対する意識をアップデートしていただきたいと思います。

 家族の間で、そして地域の人とも協力体制をつくっていくことが、子どもが犯罪や事故に巻き込まれるリスクを減らすポイントなのです。

(取材・文/宮本恵理子)

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『子どもの防犯マニュアル』
舟生岳夫著/日経BP社

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舟生 岳夫 (ふにゅう・たけお)

舟生 岳夫 (ふにゅう・たけお)

セコムIS研究所リスクマネジメントグループ主務研究員。
子どもを狙う犯罪が多発する社会状況の中で、自らも2児の父として、子どもを社会全体で守るための調査・研究に日々取り組んでいる。各種防犯セミナーの講師をはじめ、学校や施設のセキュリティーポリシー策定に関わるコンサルタントとしても活躍。10年前から「子どもの安全ブログ」で情報発信を続ける。防犯設備士。キッズデザイン協議会理事。

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小学生の防犯マニュアル

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