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安藤哲也 イクメンブルーのパパが増えている

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安藤哲也 イクメンブルーのパパが増えている

【新連載】「職場ではできるのに、なんで家庭だとできないんですか?」 笑っているパパを増やすには

男性の労働環境整備がネック

── そのあたりはまだまだ、安藤さんの言う“パパOS”のバージョンアップといいますか、男性の意識改革が必要ということですね。

 育児だけではなくて色んなことがこの先、家庭ではたくさん起きますから。そういう意味では、企業と同じで、家庭もひとつの中小企業と考えて、夫婦が共同経営者と考えるといいと思います。すると、中長期計画を立てておくという必要がありますし、イクメン期の投資をすると、大きなリターンとなって返ってくる。だから、パパが育児・家事に関わっていこうとすることは、中長期的な投資であると考えましょうと言っています。今の夫婦関係だけでなく、子どもが自立した後の夫婦関係にも影響大で、家庭内別居や熟年離婚のリスクを回避するといったメリットなど、色々とありますからね。

 産後2年間のうちに急激に夫婦仲が悪化する産後クライシスなどに陥ってしまうと、ものすごくリスクが高くなります。そうなると、将来、本当に投資という意味ではデフォルト(債務不履行)に向かってしまうわけです。特に女性の場合は産後うつという問題もあって、10人に1人のママがなってしまうというのが現状です。産後うつはホルモンバランスの乱れが原因でなってしまうのですが、育児への不安が込み上げてきたり、赤ちゃんや夫への愛情を感じられなくなったりするのも、産後うつの特徴です。ママが孤独感を抱かないように、パパがしっかりと産前産後のサポートをすることで、予防できるのではないでしょうか。

 育児参加に理解ある上司をイクボスと言っていますが、僕は、そのイクボス研修で「部下がパパになったら、産後3カ月間は絶対に残業をさせないようにしてください」とアドバイスしています。「ここで部下の奥さんが産後うつになってしまったら、あなたは優秀な部下を失うことになりかねませんよ」と。

 ボスになっている年代の男性たちは、産後クライシスだとか、産後うつについて、ほとんど知識がありません。特に産後うつは、女性のみの問題だと思っている男性は多いのですが、そうではない。ママとなった人のパートナーであるパパの働き方にも影響が出てくる大きな問題なんです。

 育児をする・しなければならない男性のワークライフバランスを整えない限り、産後うつであったり、ママの不満の爆発からくる産後クライシスや、イクメンブルーといった問題は、なかなか解消されないだろうという気がしています。

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仕事も家庭もうまくいく! 安藤パパの父親を楽しむための新戦略

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