スマホ版サイトを見る

働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイト

日経DUAL

繰り上げ返済と住宅ローン控除、どちらを優先する?

お金

繰り上げ返済と住宅ローン控除、どちらを優先する?

金利によって繰り上げ返済は「早めにコツコツ」か「減税期間が終わったらまとめて」のどちらか判断

損得よりも「とにかく早く返したい!」など性格や考え方も加味して

 今回の1.5%と0.6%という例は、シンプルに説明するため、35年間固定金利が続いた状態という条件でお伝えしましたが、現実には、長期の固定金利で借りた方ばかりではなく、変動金利や数年間の固定金利で借りている方も多く、その場合は、半年後あるいは数年後の金利が分からないため、将来の金利上昇による返済額や利息負担の増加も考えておく必要があります。

 どちらがトクかを試算した結果、数万円のソントクであれば、「心理的に早く住宅ローンを返してしまいたい」と考える方もいらっしゃいますし、「繰り上げ返済のおトク度よりも、手元に一定額の預貯金があるほうが安心する」「そのお金を運用して増やしたい」とおっしゃる方もいます。他にも、住宅ローンには団体信用生命保険があるから、もしものときの保険代わりと考える方もいらっしゃいます。

 住宅ローンの組み方が人それぞれ違うように、重視することが経済的な利益なのか、早く返済を終了することなのか、手元に置いておく現金なのか、保障面なのかなど、人によって異なります。あなたに合ったタイミングと目的で実行してくださいね。

 なお、繰り上げ返済のシミュレーションは、金融機関のサイトで行うことができます。住宅ローン減税の残り期間とその減税額をチェックして比較してみてくださいね。もちろん、そんなときに頼りになるのがファイナンシャル・プランナーですから、お近くのファイナンシャル・プランナーへの相談も検討してみてください。

(写真/iStock)

前野 彩

前野 彩

株式会社Cras代表取締役。FPオフィス will代表。大阪在住のファイナンシャル・プランナー。中学校・高校の保健室の先生を経て、結婚、退職、住宅購入、加入保険会社の破たんを経てFPに転身。自らの住宅ローンで800万円、生命保険で1000万円の見直しを行った実績を持つ。「お金の安心と可能性をかたちにし、心の自立と輝く明日をつくる」ことを理念に、「知れば得トク、知らなきゃソンするお金の知恵」を子育て世帯や女性に伝えている。個別相談は1万円(税別)と、安心して利用できる相談料が設定されており、講演やテレビでも活躍中。著書多数。近著に『本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック<第2版>』(日本経済新聞出版社)、『今日からできる!障がいのある子のお金トレーニング』(翔泳社)、『書けばわかる! 子育てファミリーのハッピーマネープラン』(マンガ:此林ミサ、日本経済新聞出版社)、『家計のプロ直伝!ふるさと納税新活用術』(マキノ出版)
オフィシャルサイトまんが版サイトふぁみまね倶楽部

連載バックナンバー

前野彩の DUALファミリーのお金のギモン、スッキリ解決!

CLOSE UP PR

DUAL Selection-PR-

「お金」ランキング

ピックアップ

-PR-

注目キーワード