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ひょっとして手をかけ過ぎ?「ひとりっ子」の育て方

子育て・教育

ひょっとして手をかけ過ぎ?「ひとりっ子」の育て方

ひとりっ子ならではの「長所」を伸ばしつつ、親は過干渉にならないよう配慮

他者とのコミュニケーションは「経験」を積むことが重要

 社会性、協調性、理不尽さへの対処などは、きょうだいがいると、自然と身に付くことが多いですよね。一方で、きょうだいの中でもまれる経験が少ないひとりっ子は、「協調性がなくてマイペース」なんて言われがちです。こうした成長については、「ひとりっ子は遅咲き」ということをパパやママが意識して、焦らないということが大事です。

 私も幼稚園のころ、お帰りの時間になると早くから靴箱の前にいたはずなのに、門のところに出てくるのはいつも最後だったことを覚えています。支度するのがゆっくりだったのだと思いますが、遅いと置いていかれるという経験がないから、母に「早くしなさい!」と言われても、「早くする」ということがよく分からなかったのです。

 子どもたちを見ていると、お弁当のおかずの食べ方にも、きょうだい構成による特徴が出るなと思うことがあります。

 きょうだいのいる下の子は、好きなものを先に食べることが多いのですが、上の子やひとりっ子は、好きなものを最後に残す傾向があるように思います。先に苦手なものを食べて、好きなものは大事に取っておいて最後にゆっくり、という気持ちの表れなのかもしれませんが、残しておくと取られるという経験がないからこその行動だと思います。

 理不尽なことが起こったときの反応にも違いがありますね。きょうだいがいるお子さんは瞬時に反応したり、やり返したりすることも多いのですが、ひとりっ子は「何が起こったのか分からない……」とぼうぜんとした顔をしていることがよくあります。

 お子さんが2人以上のパパやママは、「毎日けんかばかりで大変!」とよくおっしゃいますが、「言いたいことを言い、我も通し、時には引いてみて、最後は仲良くする」ということを日々学んでいるのがきょうだいゲンカです。パパやママにとっては大変なことですが、「人間関係において大事なことを子どもたちが自然に学べる場」が、きょうだい間のコミュニケーションなんですね。

 ひとりっ子の環境では、そうしたことを学ぶ機会がどうしても少なくなってしまいます。

 お子さんが小さいうちは、生活することが中心で、お友達との関係性に配慮することは後回しになりがちです。でも、可能であれば、産院や自治体主催の赤ちゃん教室、お稽古などでできたお友達を大切にしながら、パパやママ以外と関わる経験をなるべくたくさん積ませてあげられるといいですね。

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