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メニエール病になって、体の声を聞くようになった

生活・家事

メニエール病になって、体の声を聞くようになった

40代2児の母、職場ストレスで発症 副作用?で7キロ増、頑張り過ぎない生き方に

 子育てや仕事に忙しいママこそ、自身の健康に気を付けたいもの。ママが気を付けたい病気のうち、今回は「メニエール病」がテーマです。めまいや難聴が特徴で、ストレスフルな子育てや介護世代の女性に多い病気。40代のワーキングマザーがメニエール病を発症して、様々なストレスと向き合い、生活を少しずつ変えた体験を紹介します。

仕事中、パソコンの画面がぐるぐる回った

 関東地方に住む40代のエミさん(仮名)は、幼稚園に通う男の子と小学校に通う女の子の母。医療関係の仕事をしています。妊娠を機にいったんは仕事をやめたものの、長女が年中のときに再開。パートを掛け持ちして仕事を続けてきました。

 昨年の春。午前中、職場のクリニックで検査に使うパソコンの準備をしていたところ、画面がぐるぐる回りました。しばらく止まりません。立って作業していたので、びっくりして座ろうとしたらよろけました。

 「普通じゃない」と思って、同僚に後を頼み、早退しました。自宅に帰って横になり、少し落ち着いてから「めまいは耳鼻科だよね」と思い、かかりつけの耳鼻科へ。医師に「耳鳴りはありませんでしたか」と聞かれ、振り返ると数カ月前に耳鳴りがあったそうです。

 難聴や眼振(眼球のゆれ)、平衡感覚の検査をして、典型的なメニエール病と診断。医師には難聴を心配され、休養するよう言われました。「決まった薬しかない」との説明で、ステロイド剤と血流をよくする薬を処方されました。大学病院に入院して点滴治療をするよう勧められましたが、子どもたちもいるし、断りました。

 仕事は1週間休みました。でも、子どもたちの世話は休みなし。幼稚園や習い事の送り迎えはこなしていました。「習い事に連れていったとき、めまいがひどくて階段が上がれなかった。両手で手すりにつかまってやっとで、つらかったです」

 2カ月、治療のためステロイドを服用したら、症状はよくなったものの7キロ太ってしまいました。「副作用として食欲が増すとあったので、ステロイドが原因かと思うのですが…」。しばらくしてから漢方薬を処方してもらいました。2カ月ほど飲み、何となく症状が安定したように感じました。


写真はイメージです

職場のパワハラでストレス

 ストレスが原因とも言われるメニエール病。エミさんは昨年、職場の院長にパワハラを受けていました。院長は子育て中の女性。仕事ができる若い女性をターゲットにいじめていて、エミさんがかばったら、今度はエミさんがターゲットになってしまいました。エミさんは資格を持っているのに、資格が必要のない事務作業をするように言われ、嫌がらせと感じました。

 「大人の世界で、こんな子どもっぽいいじめがあるなんて」。エミさんは、その事実が受け入れられず、それまでは何でも話していた夫に、話せませんでした。

 メニエール病を発症しても、しばらくは夫に院長のパワハラについて言えませんでした。昨夏、仕事中に「長女が大けがをした」という連絡が入り、早退して駆けつけました。次の日、院長に「どれだけ周りに迷惑をかけているの」と叱責され、ついに夫に打ち明けました。

 夫は驚き、「すぐに仕事をやめたほうがいい」。エミさんは10日後、院長に「やめます」と言いに行きました。すると急に院長の態度が変わり、感じがよくなったそうです。「いじめで退職した人もいるし、私までやめたら、職場が回らなくなると思ったからではないでしょうか」

 その職場は週の勤務日数を減らして、続けています。「自宅から近くて仕事の環境がよく、患者さんの質もいい。やめがたくて」とエミさん。同じころ知人に声をかけられ、別のクリニックでも週1~2回、働くようになりました。

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