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中学受験組6年生 残り3カ月の親の心得と対策
【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】(1)10 月は守りの学習、11月は苦手対策。12月合否判定30%でも挽回チャンスはある
運動会シーズンは体調管理を優先して
名門指導会代表の西村則康先生
天王山と言われる夏休みが過ぎ、入試まであと3カ月ちょっととなりました。これからの過ごし方が合否に大きく関わってくることもあって、家庭ではピリピリしたムードが漂っていることもあるかもしれません。けれども、西村先生は、「この時期、親が気をつけたほうがいいのは体調管理」だといいます。
今では春に運動会を開く学校もありますが、まだまだ「運動会は秋」という学校も多く、そのための練習が夏休み後から始まっています。夏の疲れが残っているところに運動会の練習が重なり、疲れが蓄積している子も多いでしょう。特に6年生になると、まだ蒸し暑い日も残るなかで繰り返し練習するなど、体力を消耗することも少なくありません。
そんななか、9月からは各塾で合否判定テストも実施されています。これは12月まで毎月1回、計4回行われるテストで、志望校に合格できるかどうかを判断する総合的なテストです。
「秋は合否判定テストが行われるなど、受験に向けての大事な時期ですが、無理にいろいろやらせて体調を崩してしまっては元も子もありません。疲れた体で問題を解いても成果が出ず、かえって焦ってしまって、その結果、伸び悩んでしまうこともあります。塾の授業も熱を帯び、帰宅時間が遅くなってくることも多いので、できるだけ睡眠時間をとれるように、親が管理してあげましょう」
子どもの様子を見て、朝なかなか起きられなかったり、課題に取り組んでいる間に眠くなったりしているようなら、要注意。塾から帰宅したときに入浴や就寝を促して、体力の回復を図りましょう。
夜は塾から帰宅後早めに就寝して翌朝に時間を作るようにすると、朝型の生活になって入試本番にも役立ちます。
とはいえ、塾からはいろいろな課題が出ますし、志望校別特訓にも通っている場合は、通常の塾の授業とは別にそちらからも課題が出ています。それをすべてやろうとすると、やはり睡眠時間を削らなくてはなりません。
子どもが自分で課題を取捨選択するのは難しいので、ここも親の出番。この時期、必要最低限しておくべきことはどれか、優先順位を塾の先生と相談しましょう。
運動会が終わったら、いよいよ本腰を入れる時期です。では、冬休みまでの3カ月弱は、具体的に何をどのように進めていけばいいのでしょうか?
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