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「第11回キッズデザイン賞」受賞作品リポート 第1弾

【キッズデザイン賞 特集】(1) 小児科医がネット経由で子育てをサポート&気軽にお出かけを楽しめる髪の毛付きインナーキャップウィッグ

「顔を合わせなくていいから、気軽に相談できた」

 相談は0歳児が最も多く、「非対面だからこそ気軽に相談できた」「地方では近くに病院がないので助かる」「病院に行って風邪をもらったりする心配がなくていい」といった感想が寄せられている。「利用方法はメッセージのやり取りが多いです。お子さんの様子を詳しく見たいときは写真や動画を添付してもらったりしています。友達感覚でLINEできたという声も頂いています」(橋本さん)

 昨年11月からは、国立成育医療研究センターと横浜市栄区との産学官連携での臨床研究も始まった。区内に住む生後4カ月までの新生児を対象に、小児科オンラインの利用の有無が出産直後の母子の健康にどう影響するかを検証する。「相談データを蓄積することで質の向上も図りながら、法人の福利厚生にとどまらず、社会サービスとして展開していければ」と橋本さん。

 健康状態、癖、発達…。一つ一つは小さな気掛かりでも、解消されずに積み重なっていくと不安ばかりが大きくなったり、「私の育て方が悪いのかも」と自分を責めてしまったりすることもある。でも、思い立ったときに「お医者さんに話を聞いてもらえる」状況があれば、それだけでも気持ちが軽くなるのではないだろうか。「無料で使える世帯を少しでも増やすことが私たちの願い。お母さんたちにとって一番身近な小児科医でありたいと思っています」(橋本さん)

髪を失った子どもの気軽な外出をサポート

 女性医療用ウィッグを製造・販売するグローウィングの髪の毛付きインナーキャップウィッグ「肌優(はだやさ)」は、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」の子ども部門で、奨励賞に当たるキッズデザイン協議会会長賞を受賞した。

 医療用ウィッグは、病気や抗がん剤治療で髪を失った人の日常生活や前向きな気持ちを支える大切な役割を担う。それは小児がんの治療による副作用や脱毛症などに直面する子どもにとっても同じことだ。しかしながら、 ウィッグの内側の素材によっては頭皮に刺激を与えてしまったり、フルウィッグを装着することが負担になったりして、外出や人と会うことに消極的になってしまうケースもある。

 肌優は、ちょっと外出したいときにも手に取りやすく、手軽に使えるようにと開発された。インナーネットに髪の毛を付けたもので、手持ちの帽子などと組み合わせて着用するスタイルをとっている。

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