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「第11回キッズデザイン賞」受賞作品リポート 第2弾

【キッズデザイン賞 特集】(2) 子どもの成長を見守るマンションのユニバーサルデザイン&動物の視点で地球の未来を考えるワークショップ

 子どもの安心・安全と健やかな成長に役立つ優れた製品、空間、サービスなどを3つの部門に分けて顕彰するキッズデザイン賞。前回に続き、日経DUAL編集部が注目した受賞作品を紹介します。今回は、子どもの安全に配慮した分譲マンションでの取り組みと、環境問題を考えるユニークなワークショップです。

【キッズデザイン賞 特集】
(1)  「第11回キッズデザイン賞」受賞作品リポート 第1弾
(2) 「第11回キッズデザイン賞」受賞作品リポート 第2弾 ←今回はココ
(3) デザインの力で「子どもは社会の宝」を実現する

戸建て住宅で得たノウハウを分譲マンションに生かす

 積水ハウスの分譲マンションシリーズ「グランドメゾン」では、小さな子どもの安全に配慮したユニバーサルデザインのアイテムを設計の随所に取り入れている。その取り組みが、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」部門で経済産業大臣賞(優秀賞)を受賞した。

 積水ハウスはキッズデザイン賞が創設された2007年以来、住宅をはじめとする幅広い活動で毎年受賞している。今回は、分譲マンションの安全対策が高い評価を得た。

 子どもの死亡事故が発生する場所を見ると、「家庭内」が圧倒的多数を占める。特に小さいときは、一日の長い時間を過ごす場所だからこそ、様々な配慮が必要だ。同社では2007年に「キッズでざいん」を発表し、戸建て住宅を対象に子どものための安心安全への取り組みを提案。指を挟んでしまうことを防ぐ引き戸などを採用した。

 そうした戸建てでの安全対策を2013年ごろから分譲マンションにも取り入れるように。子どもの体や行動の特性を「小さい」「弱い」「わからない」に分類し、起こり得る事故を未然に防ぐアイテムを開発した。「例えば玄関では、人がよくとる姿勢に合わせた手すりの位置や、普段は壁に収納されていて必要なときに引っ張り出すベンチなど、戸建て住宅の設計で蓄積された人間工学のデータが生かされています」と、マンション事業本部の今井洋人課長は話す。

幼児の手が届かない高さにサッシの鍵を標準設置

幼児の手が届きにくく、大人も無理なく使える高さ1.4メートルにサッシの鍵を設置。クレセントをかけるとロックも自動でかかるようになっている

 マンションならではの安全対策で重視したものの一つが、幼児が一人でベランダに出て転落するといった不慮の事故を防ぐこと。そのため、通常は床から1メートル程度のところにあるサッシの鍵を、幼児の手が届きにくい1.4メートルに設置することを標準仕様とした。またベランダも、柵を乗り越えようとしても足をかけられない手すりの形状にしたり、柵への足場にならないエアコンの室外機の置き方にしたりといった工夫がされている。

次ページ 子どもの安全を守り、大人も快適に過ご...

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