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都会で働き、地方で暮らす 選べる未来は無限

生活・家事 有料会員限定記事

都会で働き、地方で暮らす 選べる未来は無限

【100年ライフの新しい「住まい」計画特集】(5)子どもの誕生を機に地方移住。「視点を広げれば、選択肢はたくさんある」

 夫婦二人の新婚時代、子どもが生まれる前後の出産期、子どもが大きくなってからの子育て後期、そしてまた夫婦二人暮らしに戻っていく…。そんなライフステージによって変わりゆくのは、働き方だけではありません。その時々で必要な住まいも変化していくのです。

 「人生100年時代」と言われる長寿社会が到来しようとしている今、暮らす街も住む家も、その時々に応じて柔軟に変えていく、そんな新しい「住まい計画」が必要です。この特集では、不動産の購入、売買、賃貸、その他二地域居住に至るまで、様々な住まいの在り方を、ライフプランと併せて提案していきます。

 最終回は、東京都内から静岡県三島市へ移住したデュアルファミリーを紹介します。ワーク・ライフバランス社で働く松久晃士さんは、夫婦ともに都内の職場へ新幹線で通勤。「なんだか大変そう…」と思うでしょうか? 松久さんいわく、「デメリットは思いつかない。本当に理想的な暮らしができています」。柔軟な発想で選ぶ「自分たちに一番合った住まい」の魅力を聞きました。

【100年ライフの新しい「住まい」計画 特集】
第1回 住まいを考えることは、ライフを考えること
第2回 都心のマンションを売る、貸す場合の損益分岐点
第3回 「ずっと賃貸」だからこそかなう暮らしもある
第4回 二地域居住はコストとメリットを見極めて決断を
第5回 都会で働き、地方で暮らす 選べる未来は無限 ←今回はココ

新幹線の中は、自分のためだけに使えるぜいたくな時間

 起床は朝5時半。もうすぐ2歳になる娘を起こして家族で朝食をとり、自宅から徒歩2分の保育園へ。その後、10分ほど歩いたところにあるJR三島駅から東海道新幹線「こだま」に乗車。都内の勤務先へ向かう――。これが、松久晃士さんのいつもの朝の風景です。

 「朝8時前後のこだまは本数が多くて、10分に1本くらいある。この時間帯はグリーン車以外すべて自由席なので、今まで座れなかったことは一度もありません。

 私は今、通勤時間を資格の勉強に当てています。新幹線の中って何でもできるんですよ。新聞はゆっくり広げて読めるし、仕事をしても友人にメールを送ってもいい。確実に自分の時間を確保できるという意味で、新幹線通勤は子育て世代にこそおすすめです

 三島から品川まで、こだまで約50分。時間そのものは、東京近郊の県から都内に通勤するのと変わりません。それでいて満員の車両に押し込まれることもないのだから、はるかに快適かつ有意義に過ごせるというわけです。

 松久さんはワーク・ライフバランス社のコンサルタントとして、全国の企業や自治体に対し、働き方改革についてのアドバイスを行っています。仕事柄出張が多く、実家のある名古屋には仕事でもプライベートでもよく行くのだそう。「東京から名古屋までのぞみで行く時間と、三島からこだまで名古屋に行く時間ってそんなに変わらないんです。つまり名古屋へのアクセスに関しては、東京駅から徒歩10分のところに住んでいるのと時間的な条件は同じということです」という言葉に、目からうろこが落ちます。

保育園に全く入れず、住まいを変えざるを得ない状況に

 夫婦ともに都内で勤務する松久さんは、2年前まで目黒区に住んでいました。静かな住宅街で近所の人も親切、近くの駒沢公園には快適なジョギングコースもあって、住みやすさは申し分なかったといいます。

 しかし、2016年3月に長女が誕生すると、住まいを変えざるを得ない大きな壁に直面します。保育園に全く入ることができなかったのです。認可はもちろん、認可外もことごとく門前払い。「いくら電話をかけ続けても成果の出ない、売れない営業をしているような感じでした」(松久さん)

 松久さんは7カ月の育休を取得していたため、その間に夫婦で話し合いを重ねました。保育園に預けることができて、子育てしやすい環境があり、今よりも広い物件で暮らすにはどこに引っ越すのがいいか。東京23区はもちろん周辺の県の自治体まで、首都圏の主だったエリアはくまなくリサーチ。しかし希望に沿う住環境で、かつ保育園に預けられるところは見つけられませんでした。「子育てしやすさや待機児童ゼロをアピールする自治体にはみんなが集中するから、結局問い合わせても『厳しいですね』と言われてしまうんです」

 そこで松久さんは「東京からどこまで遠くに行けるか」を考えるようになります。基準は「新幹線通勤も含めて、品川から1時間圏内の場所」。首都圏にこだわらない発想ができたのはなぜでしょうか。

<次のページからの内容>
● 生活に合わせて“地球規模”で移動する人たちを見てきた
● 家賃は半分で広さは1.5倍、生活費も安く済む
● モノにしばられると暮らしが柔軟でなくなる
● 人との距離の密接さは、子育てにプラスの面も
● 住まいに求める条件を棚卸しすることで、発想が柔軟に
● 不動産屋では最初に「移住を検討中」と明かさない
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