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眞鍋かをり 余裕ない親を見たくない悩みに答えます

子育て・教育

眞鍋かをり 余裕ない親を見たくない悩みに答えます

【人生の悩み】子育ての一瞬だけを切り取って他人から文句をつけられることの怖さがある

<眞鍋かをりさんの回答>

きっと日常はたくさんの愛にあふれている

A. そういう怒り方をしているお母さんを見ると、家でもずっとそんな育て方をしているように思えて子どもがかわいそうになってしまいますが、きっとそんなことはないはずです。

 きれいな服を着せてもらって、一緒にお出かけもしている。家ではおいしいごはんを作ってもらったのかな、おやつももらったかな。みんなで仲良くお風呂に入って、あったかい布団で眠るんだろうなあ。

 最後のほうは『まんが日本昔ばなし』のエンディングの歌詞みたいになってしまいましたが(すみません、世代なもので)、でも、きっとそんなものだと思うんです。日常はたくさんの愛にあふれているけれど、ちょっと余裕のないときに、つい人前で感情的に子どもを怒ってしまう。たまたまそこを目撃したからやるせない気持ちになるだけで、赤の他人が心配するようなことではないのだと。

 ここからは完全に自己満足の世界ですが、私はそれを確かめて安心したいがために、怒られている子を切ない目でじっと見つめたりします。感情的に怒っている親がその視線に気がつくまで、ずぶぬれの子猫を見るような目で。するとたいていの場合、ハッと周囲の目に気付いた親は、冷静になっていつもの姿に戻るんですよね。

 「分かった? もうしないでね。よし、頑張った!」と、こちらに見せつけるように、落ち着いた態度に変わります。人の目を気にしてのことかもしれませんが、全然いいんです。こっちも「そうだよね、普段は優しいんだよね」と、安心したくて勝手にやってるんですから。

 私もなるべく自分の感情で叱らないように気を付けていますが、余裕のないときは語気が強くなることもあります。普段は読み聞かせをしたり一緒に遊んだりする時間を大切にしていますが、どうしてもスマホに頼ってしまうときもあります。そんなとき、周りからは自分勝手でスマホに夢中な放置母に見えていることでしょうね

 いざ自分が親になると、「子育ての一瞬だけを切り取って他人から文句をつけられることの怖さ」というのも身に染みて分かります。

 逆もまたしかり。他人の余裕がない姿を見るのはしんどいですが、じっと見つめて確かめなくとも「それがすべてではないから大丈夫」と思えるくらい、こちら側も心の余裕を持つべきなのかもしれません

ちょっと余裕のないときに人前で感情的に怒っているのを目撃しただけかもしれない

(イラスト/ヤギワタル 撮影/鈴木愛子)

眞鍋かをり

眞鍋かをり

1980年生まれ。愛媛県出身。横浜国立大学卒業。大学在学中からタレント活動を始める。飾らない言葉で日常をつづったブログが話題となり、「元祖・ブログの女王」と呼ばれる。バラエティー出演をはじめ、ニュース番組のコメンテイターやMC、執筆などマルチに活躍中。2015年に結婚、同年10月に第一子を出産した。著書に、『世界をひとりで歩いてみた――女30にして旅に目覚める』『眞鍋かをりの世界ひとり旅手帖』(ともに祥伝社)ほか。眞鍋かをりオフィシャルブログ http://blog.livedoor.jp/kaworimanabe/

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