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公立と私立で、教育費はひとり1400万円の差

教育費の本当の話(8)/周囲に流されて私立進学、後から第二子の教育費が苦しい…という笑えない話も

共働きファミリーの子育て費・教育費は、私たちの親世代とは大きく違ってきました。ファイナンシャル・プランナーの前野彩さんが「教育費の本当の話」を紹介していきます。新著『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』から、一部お届けいたします! 今回のテーマは「公立と私立の教育費、大きな差」です

第2子の教育費が苦しい…笑えない話

イラスト/エイイチ

 都市部でよく話題に上がる「私立の受験」。

 早いご家庭では私立幼稚園や小学校の「お受験」もありますし、小学生から塾に通って私立中学校を受験する「中学受験」もあります。特に、親自身が私立学校に通っていた場合は、自分の子どもも受験をさせて、私立に通わせたいと思う方が多いようです。

 私のところにも、「私立受験するか、しないか」を教育費の面から相談に来るファミリーがいらっしゃいます。幼稚園から大学まで、5つの学校を進路選択するわけですから、前もって公立と私立でどのくらいの費用の差があるかを知っておくことは重要です。とくに、きょうだいがいるご家庭の場合は、上の子を何となく私立に入学させてしまうと、後から「え…っ、こんなに教育費がかかるの(泣)」と慌ててしまい、第二子の教育費を十分に準備できない、なんていう笑えない話もあります

 幼稚園から大学まで、公立と私立でかかるお金の総額を比較したグラフを作ってみました。

日経DUAL編集部作成

 まず驚くのが、私立小学校を選んだ場合の公立との差でしょう。

 私立小学校に通っている6年間だけで924万円も必要なのです。そして、中学校が402万円、高校が300万円と続きます。あくまで傾向ですが、小学校や中学校から私立に通っていたお子さんは、大学も私立に行くことが多いです。その場合は大学も文系で417万円、理系だと578万円かかります。

オール私立だと2190万円

 もしも幼稚園から大学(文系)まで、すべて私立学校に進学したとすると、その総額はなんと2190万円にもなります。この進学コースをきょうだい2人とも目指すとなれば、4380万円。家が一軒買えそうな金額ですね。

 では、公立コースとの差額はどのくらいになるでしょうか? 幼稚園から大学(国立大)までを公立に通ったとすると、総額は750万円です。つまり、オール公立だと、幼稚園から大学まで通っても、私立小学校の6年間より安く済んでしまうのです。いかに、オール私立にお金がかかるかよくわかりますね。

 進学は、子ども1人ひとりの希望や将来の夢などをじっくりと聞きながら、親としては幅広く選択させてあげたいものです。そのためにも、受験をするかしないか決定する際は、家族でよく相談してからにしましょう。

 また、子どもの教育費を考える際には、教育のことだけでなく、家計のやりくりやママの就労、住宅や老後まで考えるのが、これからの時代のマネープランです

 「子どもにできるだけのことをしてあげたい」という想いだけで突き進むのではなく、時々は立ち止まり、夫婦で落ち着いて話し合いをしてみてください。子どもも、親も、全員が納得できる子どもの教育プランを見つけましょう。

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前野 彩

前野 彩

株式会社Cras代表取締役。FPオフィス will代表。ファイナンシャル・プランナー。中学校・高校の保健室の先生を経て、結婚、退職、住宅購入、加入保険会社の破たんを経てFPに転身。自らの住宅ローンで800万円、生命保険で1000万円の見直しを行った経験を持つ。「お金の安心と可能性をかたちにし、心の自立と輝く明日をつくる」ことを理念に、「知れば得トク、知らなきゃソンするお金の知恵」を子育て世帯や女性に伝えている。個別相談は1万円(税別)と、安心して利用できる相談料が設定されており、講演やテレビでも活躍中。著書多数。近著に『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール』(日経BP社)、『本気で家計を変えたいあなたへ ~書き込むお金のワークブック<第2版>』(日本経済新聞出版社)、『今日からできる!障がいのある子のお金トレーニング』(翔泳社)、『書けばわかる! 子育てファミリーのハッピーマネープラン』(マンガ:此林ミサ、日本経済新聞出版社)。
オフィシャルサイトまんが版サイト

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前野彩の『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール 』

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