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外国人に「ハロー」 旅は子どもを成長させる

【新連載スタート!】『東京発 半日旅』の筆者が“子連れで楽しめる半日旅”に出かける連載コラム。第1回は「鎌倉で山登り」(下)

 子連れ旅行には行きたいけれど、子どもも楽しめるお出かけ先が分からない。そもそも泊まりで出かける余裕がない――。

 そんなDUAL世代にピッタリなのが、「半日旅」という旅のスタイル。『東京発 半日旅』(ワニブックス)の筆者で旅行作家の吉田友和さんは、思い立った瞬間にでも出かけて、半日くらいで帰ってこられる、そんなお手軽で気まぐれな旅を「半日旅」と定義しました。この連載は、そこに“子連れ”という要素を加え、DUAL世代もすぐにでも出かけたくなるような旅ルポをご紹介します。

半日旅について語った、吉田さんの過去インタビューはこちら
気ままに楽しむ「東京発“子連れ”半日旅」の魅力
“子連れ半日旅”はハプニングも思い出に

 第1回のテーマは「古都・鎌倉で人生初の山登り」です。前編では、2歳半と生後8カ月という小さな子ども2人を連れ、鎌倉の野山へと足を踏み入れたところまでをリポートしました。上機嫌で自然散策を満喫していたのですが――。

 今回は後編をお送りします。

「東京発“子連れ”半日旅」の3箇条
●旅先は子連れで訪れることが可能な場所であること
●夕食は自宅で取ることができるくらいのスケジュール感であること
●テーマパークなど人が多く集まる場所は基本的には行かないこと

「だっこ、だっこ、だっこしてヨ~」

 「だっこして~」

 娘が再び両手を前に広げ、今度は甘えた声で訴えてきたのは山道を歩き始めて30分ほど経過したころだった。また来たか……と、僕は身構えた。

 「もう少しで公園だから、頑張って歩こうよ」と励ますも、彼女は頑として譲らない。「いやぁ! だっこ、だっこ、だっこ~だっこしてヨ~」。

 体を左右に揺らしながら、大げさに足踏みをする。わが家ではおなじみともいえる、長女のイヤイヤのポーズである。

 仕方ないので、少しだけ抱っこしてあげることにした。そのまま数十メートル歩いて下ろすと、気持ちが切り替わったのか再び自力で歩き始めた。ところがテクテク歩いていくと、やがて再度「だっこしてヨ~」となる。

抱っこしては下ろし、抱っこしては下ろし…

 「たぶん、おなかが減ってるんじゃないかな

 ふと、妻がこう分析した。子どもは空腹になると途端に機嫌が悪くなる。このグズグズぶりは、きっとそういうことなのだろう。時計を見るともうすぐ13時である。子ども連れだと想像していた以上に時間がかかる。思いの外遅くなってしまったのだ。

 結局、少し歩いて抱っこして、また少し歩いて抱っこ……を繰り返しながらなんとか先へ進み、コースの中継地点となる源氏山公園に到着した。ここで小休止、お待ちかねのランチタイムである。

 山の上にしては結構広い公園だ。到着すると、すぐ目の前がテーブルや椅子が設置された「こもれび広場」となっていた。絶好の食事スポットだが、さらに5分ほど先に行くと源頼朝の銅像があって周囲が芝生だというので、我々はそちらへ向かった。子ども連れだと、地べたにレジャーシートを敷くほうがくつろげるからだ。

 今回はお弁当を持参してきている。おにぎりに空揚げ、いんげんの肉巻き、卵焼き、サラダに加え、サーモス製の保温ジャーに豚汁を入れてきた。すべて妻の手作りだ。

 実は、わが家ではピクニックが日常化している。天候にもよるが、ほとんど毎週のペースで、お弁当持参で公園などへ繰り出している。それゆえ、妻はこの手のお弁当作りは慣れたものなのだが、今回はいつものピクニックとは違って山歩きなので、色々と工夫を凝らしているようだった

 「容器を紙のものにしてみたのよ。食べ終わったら潰せばいいしね」

 つまり、可能な限り荷物を減らす作戦というわけだ。ちなみに次女の離乳食も使い捨てのカップに入れてきた。それらは主に百円均一の店で買いそろえたものだ。

 飲み物はお茶を水筒に入れてきたが、源氏山公園内には自販機も設置されている。荷物をさらに軽くしたいなら、飲み物くらいは現地調達するのもアリかもしれない。

頼朝公の前でおにぎりをほおばる。外で食べるごはんは格別
次ページ とにかく時間がかかる親子での山登り

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東京発“子連れ”半日旅

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