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ニュージーランドで中高留学、寮生活のリアルな声

子育て・教育

ニュージーランドで中高留学、寮生活のリアルな声

【ニュージーランド 教育先進国へ留学】(3)中学、高校で国際バカロレア校に進学。ボーディングスクール生活を覗いてきました!

幼児期からの英語習得、進学のグローバル化、塾通いをしない伸びやかな教育方針。こういった背景から、小中学校など早い段階で子どもの留学を検討する家庭が増えている。その留学先としてこの数年で注目を集めているのが、「未来教育指数、世界1位」を誇るニュージーランドだ。教育先進国ニュージーランドの魅力は、治安・英語習得・最新デジタル技術による学習・ダイバーシティ環境と多岐にわたる。今回のテーマは「中学、高校で留学している生徒へのインタビュー」です。

【ニュージーランド 教育先進国へ留学特集】
第1回 ニュージーランド留学人気 未来教育指数「世界1位」
第2回 ニュージーランド留学「英語・IT・多様性」が魅力
第3回 ニュージーランドで中高留学、寮生活のリアルな声 ←今回はココ

 ニュージーランド留学の特徴やメリットについて調べてきたが、今回は実際に単身留学をしている生徒たちにインタビューした。誰もが最初は緊張の毎日。留学先で、どんな勉強や暮らしをしているのだろうか?

名門女子校の生活で「人目を気にせず意見するようになった」

 前回の記事「ニュージーランド留学『英語・IT・多様性』が魅力」で紹介した、首都・ウェリントンにある「クイーン・マーガレット・カレッジ」にも日本から留学している生徒がいる。私立の女子中高一貫名門・国際バカロレア校とあり学習面ではハードルも高いだろうが、留学ライフはいかに? 3人の生徒に話を聞いてみた。

ウェリントン市街地にある緑豊かな校内。一年中穏やかな気候で暮らしやすい。
ボーディングハウス(寮)の中にある共有ルームにて。制服はブルーのネクタイ、ブレザー、スカート。
【質問内容】

 Q出身校は?
 Q留学期間の予定は?
 Q選択している教科は?
 Q留学生活の感想は?
 Q将来の進路は?

●Sさん

日本で通っていた学校/自修館中等教育学校

留学期間/現在16歳の高校1年生(YEAR11)。1カ月前から留学スタート。1年間の予定で単身留学、寮で暮らしている。

選択教科/数学、歴史、体育など

留学生活の感想こちらに来た当初はやっぱりホームシックで泣きましたが、それも3日で終わりました(笑)。各教科の課題は英語だから難しいけれども楽しい。先生たちが優しいので、今のところ元気にやっています。自分の家族はきょうだいも留学経験があるので、私も自然と留学することになりました。何でも褒めてくれて、ダンスレッスンやクラブの高校の先輩も「すごい、できるよ!」と褒めてくれたり、ハイタッチしてくれたり。そういうのがとても励みになります。授業のやり方の違いとしては、数学のテストで高度な電卓を利用していいことにビックリ。日本では筆算でやるところを、こちらでは現実的なITツールを使っているので、驚きました

将来の進路/留学する目的は、自分の視野を広げたかったというのがあるので、とてもいい経験になっています。将来は英語を使った仕事に就きたいですし、留学中にニュージーランドで日本語を教えたりするようなボランティア活動もしたい。中学・高校での留学、とてもオススメです!


●Eさん

日本で通っていた学校/立教女学院中学校・高等学校

留学期間/日本の学校に留学プログラムがあり、それで参加しました。現在は高校2年生(YEAR12)で、留学期間は3カ月の予定です。

選択教科/ビジネス、ECO、科学、マテリアルテクノロジー、演劇、地学など

留学生活の感想日本人だからと特別な目で見られることもなく、先生も生徒もみんなが“平等”なのが印象的です。留学する前は1人で大丈夫かなと不安でしたが、来てみたら学校や寮の中にも先生やチューターなど、大人の方がいっぱいいるので、困ったことがあったら助けてくれます。放課後は、とにかくテストのための勉強ばかりしています。今はハイレベルなリーディングの力をもっと付けたいです。こちらに留学して自分が変わったことは、「周りの目を気にしなくなった」ことでしょうか。日本では友達の目が気になっていましたが、そういうことがなくなりました。


●Mさん

日本で通っていた学校/立教女学院中学校・高等学校

留学期間/Eさんと同様、留学プログラムで参加しました。現在は高校2年生(YEAR12)で、留学期間は3カ月の予定で、現在ホームステイ中。

留学生活の感想/授業中などでも、生徒の発言を先生たちが絶対に否定しないのが、特徴かと思います。「それは間違い」といったような教え方はせず、生徒の意見を丁寧に聞いてくれるので、私も英語ですが自信を持って発表できます。目下の目標は、単語をもっともっと覚えて会話を上達させること。どうしても文法が気になってしまうけれども、授業や友だちとのコミュニケーションではスピードが大事だと痛感しています。
生活面では、「Qテック」というITサポートチームが学校の中にあって、パソコンや電話など、日常生活でデジタル技術面で困ったことがあるとスムーズに助けてくれるのでありがたいです。家族とは、電話やLINEなどで頻繁に連絡を取っています

将来の進路/今後の進路は、ニュージーランドで勉強して、もっと英語を自由に話せるようになりたいです。

左は留学課ディレクターのローラ・デビソン先生。
校内には、日本人で日本語を教えている先生もいるので安心だ。

 クイーン・マーガレット・カレッジは海外からの留学生たちに向けて、YEAR9(13歳)から単身で寮に入れる仕組みがある。同校は公益信託(Charitable trust)の制度があり、私立校だが非営利運営だ。学費などから得た利益はすべて同校の教育環境に還元投資している。その一環として、2017年にボーディングハウス(寮)を設立し、現在は42部屋をオープンした。

歴史的な大邸宅だった建造物を校舎に利用しているため、校内はまるでお城のような雰囲気。
左は授業風景。右は廊下内に展示されているアクティビティの記録。
ボーディングハウス内の食堂。日本人卒業生のチューターもいる。
左はボーディングハウスの個室。右は、なんと檜の桶と椅子を備えたバスルーム! 「日本人留学生がひとときでもリラックスできるようにと準備しました」とローラ先生。
玄関ホールでジェイン・アン・ヤング校長が示しているのが、生徒に向けた校訓。「Passionate Learners, Resilient Women, Future Leaders」。情熱的な学習者であれ、くじけない女性であれ、未来のリーダーであれ。
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