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子育て・教育

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付属校人気、増える午後入試や一教科入試・・・ 子どもの個性に合った学校を選ぼう

一昨年、昨年と続いて今年も活況だった首都圏の中学入試。その背景には、大学付属校・系属校の人気や、共学進学校の躍進、午後入試の増加など、いくつかの要因があったようです。来年度以降に受験を控えている小学生およびその保護者が押さえておくべきポイントはどこなのでしょうか。2018年度入試の傾向と、今後の展望について、SAPIX小学部広報企画部の広野雅明本部長が分析します。

今年も上昇した中学受験率 背景には入試改革の影響か

 2018年度、首都圏における中学受験生の実数は、3年連続で増加となりました。2008年のリーマンショック以降、不景気の影響から低迷していた受験率も、昨今では景気回復に併せて上昇しており、今年は昨年を大幅に上回る数字となりました。

 中高一貫校の人気が高まっている理由の一つに、2020年度から始まる大学入試改革があります。この入試改革では、英語において外部検定試験のスコアを利用するようになるほか、部活動や学外の活動成果などをインターネット上に記録する「eポートフォリオ」が導入され、大学がそれを合否の参考にするなど、これまでにない新しい試みが始まります。しかし、これらの対策には時間がかかり、受験生の側から見ると、高校から始めたのでは準備不足が懸念されるのです。

 その点、シームレスに6年間を使える中高一貫校は、大学受験においても、学内外の活動においても、何事も余裕を持ってチャレンジできるというメリットがあります。そのメリットが、今回の入試改革の内容と相まって、受験生およびその保護者にとって魅力的に映っていることは間違いありません。

 また伝統校でも昨今は若手の教員が増え、意欲的に新形態の授業に取り組まれています。グループワーク、ICT、プレゼンテーションなどが導入された授業が展開され、優秀な生徒を引き付ける魅力的なカリキュラムが増えています。

付属校人気は今年も継続 柔軟な進路選択が魅力に

 大学付属・系属校を受ける受験生が増加しているのも、最近の中学入試の特徴です。これについては、前述の大学入試改革に対する不安感というよりも、私立大学の合格者抑制の動きが影響しているように思います。というのも、若者の東京一極集中を是正し、地方大学の振興を図るために、政府は東京23区内の大学の定員を抑制したいと考えており、各大学の入学者数についても、設定している入学定員との乖離がないか、文部科学省がチェックしています。このため、早慶上理をはじめGMARCH、さらにその次のレベルの私大までもが合格者数を絞り込んでいるのです。こうした状況のなか、有名私大が軒並み難化。であるならば「内部進学がある程度保証されている付属校」と判断したご家庭が多かったように思います。

 加えて、近年、大学も併設の付属校を重視する傾向にあり、「高大連携」の名の下、付属校の生徒に大学の一部の授業を受講させたり、さまざまな施設の利用を認めたりと、大学のリソースを生かしたプログラムを用意しています。中学の段階からアカデミックな体験を積むことができるという点は、一般の進学校にはない魅力です。

 また、推薦資格を持ったまま他大学受験を認めているところもあれば、一定の成績基準を満たさなければ内部進学を認めない学校もあるなど、一口に付属校といっても内部進学の仕組みは学校によってさまざまです。いずれにしろ、しっかり勉強すれば、その分進路の選択肢が広がるという環境が主流になってきています。「付属校=勉強せずに大学まで」という構図も昔のもの。最近の付属校・系属校人気は、付属校であってもしっかり勉強させる学校の姿勢と、進路の柔軟性が受験生や保護者に支持された結果だといえます。

ポイントは進学指導と英語指導 止まらない共学進学校の勢い

 今年、人気を集めた学校の特徴として共通しているのは、進学指導に強いこと、英語教育に力を入れていることの2点です。進学指導重視、英語重視というのは、どの学校も力を入れているアピールポイントですが、そのなかでも実際に結果が出ていて、その結果を受験生や保護者にうまく広報できている学校に受験者が集まりました。

 勢いがあるのは共学の進学校です。その筆頭が、都内の渋谷教育学園渋谷、広尾学園、三田国際学園、開智日本橋。千葉の渋谷教育学園幕張、市川、東邦大東邦、昭和秀英。埼玉の栄東、開智など。

 男子校でいえば、ハードな印象のある学校よりも、面倒見が良く、6年間しっかり育ててくれるイメージの強い学校が人気です。例を挙げるなら、都内の本郷、城北、芝、神奈川の聖光学院・浅野など。一方、女子校では、豊島岡女子、吉祥女子、?友学園女子、神奈川の洗足学園など入試を複数回行って受験しやすく、かつ活発な学校生活を送れそうなイメージのある学校が人気を集めています。

 それらの特徴と並行して顕著なのは、千葉、埼玉の学校の人気です。一昔前であれば「お試し校」という位置づけだった千葉、埼玉の学校ですが、昨今ではぐんと志望度が上がり、第一志望校の一つとして検討されるようになりました。これらの学校の強みは、「予備校いらず」というスタンス。学校のカリキュラムだけで大学受験までカバーでき、実際に大学進学実績も伸びているところに、保護者の方も魅力を感じているのでしょう。

帰国生入試、午後入試の多様化・・・ 来年度の注目校は?

 最近の入試傾向として見落としてはならないのは、帰国生入試を実施する学校が増えている点です。同時に、以前は「2年以上の在留で帰国から2年以内」という出願条件が主だったのに対し、今は「1年以上の在留で帰国から3年以内」とする学校が増えるなど、以前に比べて出願できる子どもの対象が広がっています。これを満たす出願資格があれば、一般入試は難度が高く手の届かない学校であっても、帰国枠をめざしてチャレンジするというのも一つの方法です。

 また、午後入試の多様化も昨今のトレンドです。今年は品川女子学院や三輪田学園といった人気校が午後入試に参入し、受験生の選択肢が増えました。来年も世田谷学園や香蘭女学校など、いくつかの学校が午後入試を始めるため、午後入試の受験者はますます増加すると見ています。ちなみに、今年度の品川女子学院の1日午後入試の試験科目は、算数1教科のみ。2019年度から三田国際学園が新設するメディカルサイエンステクノロジークラスの入試科目は、理科と算数の2科目です。このように、多くの学校が午後入試の科目数を減らしている背景には、受験生の負担を軽くして受験のハードルを低くするほか、入学してほしい生徒像をメッセージとして明確に伝える狙いも含まれています。こうした動きは今後ますます広がっていくことでしょう。

 そのほか、2019年度入試で注目すべきなのは、「さいたま市立大宮国際中等教育学校」「細田学園中学校」「ドルトン東京学園中等部」といった新設校や、「武蔵野大学中学校(現・武蔵野女子学院中学校)」「横浜富士見丘学園中学校(現・横浜富士見丘中等教育学校)」といった女子校から共学校に変わる学校です。例年、新設校や共学化する学校には多くの受験生が集まるので、これらの学校の登場によって勢力図がどう変わるのか、注視する必要があります。

SAPIX小学部広報企画部本部長 広野 雅明氏

来年以降も激戦の続く中学受験 お子さんの個性に合った学校選びを

 さて、今年4月にサピックスが行った模擬試験の結果を見てみると、昨年よりも受験者が増えており、2019年度の首都圏の中学入試も引き続き厳しい戦いになることが予想されます。少子化とはいえ、首都圏の公立小学校に通う小学生の数も増加が続きます。しばらくの間、中学入試は難化を続けると考えられます。

 これから中学受験を進めていくに当たって、受験生と保護者の方にお伝えしたいのは、学校の偏差値にとらわれ過ぎないでほしいということです。偏差値は、試験の難易度を表す数字に過ぎないのであって、その学校の姿や実際にどういう生徒が入学しているかを示すものでありません。ですから、偏差値だけで志望校を選ぶというのはとても危険です。

 昨今の学校選びでは、受験生本人の意思が重視される傾向が強くなっています。お子さんが実際に学校を訪れた際に「ここに行きたい!」と感じるかどうか。そのためにも、説明会だけでなく、学校行事に親子で積極的に参加し、学校の雰囲気をよく見極めてください。そこで疑問点や不明点があれば、学校の先生と直接お話しになることをお勧めします。大学進学実績などの数字ばかりにとらわれず、実際に学校に足を運ぶなかで、お子さんの個性に合った学校を見つける。それが、中学受験成功への第一歩であり、お子さんが充実した中高6年間を過ごすための最善の方法といえるでしょう。

「子どもが輝くための私立中高一貫校ガイド」はこちら

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