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銀行員から一転 ウガンダで起業し、バッグを販売

RICCI EVERYDAY 仲本千津さんインタビュー【前編】/ウガンダ女性の働き方支援と、アフリカ製品の日本への普及という二つのビジョンを持って

鮮やかな色合いと大柄で大胆な模様が目を引くトートバッグは、2015年に生まれたスタートアップ企業「RICCI EVERYDAY」(リッチー・エブリデイ)が、アフリカ・ウガンダで製作しているメーン商品です。

斜めがけのショルダーやクラッチにもでき、中にはおそろいの布地のポーチが入っているこのトラベルバッグが、今、日本全国で注目を集めています。また、創業者・仲本千津さんは日経BP社が主催する日本イノベーター大賞2017特別賞および第6回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション女性起業事業奨励賞を受賞、第5回グローバル大賞(主催:一般社団法人東京ニュービジネス協議会)にて国際アントレプレナー賞最優秀賞を受賞、2018年1月には、社会起業家の世界大会「CHIVAS VENTURE(シーバス・ベンチャー)」(主催:シーバスブラザーズ社)2018年度日本代表者に選出され、そのビジネスプランが認められています。

単身ウガンダに渡り、現地のシングルマザーと手を取り合いながら、日本で大注目のブランドにまで発展させてきた仲本千津さん。銀行員から始めて、自らの働き方を追求してきた彼女にRICCI EVERYDAYに込めた思いについて伺いました。

ウガンダでシングルマザーと出会い、彼女たちとビジネスがしたいと思った

日経DUAL編集部(以下、――) RICCI EVERYDAYの商品は、ウガンダの女性たちの働き方支援と、アフリカ製品の日本への普及という二つのビジョンで始まったものと聞いています。数々のスタートアップ企業コンテストでも受賞され、目覚ましい活躍をされています。ビジネスを立ち上げられたのは2015年8月とまだ始まったばかりなのですね。

仲本千津さん(以下、仲本) そうなんです。構想はもう少し前からあったのですが、実際に製品を作り、日本で販売を始めたのは2年半前です。最初は本当に口コミで少しずつお客様が増えていったのですが、現在は、おかげさまでブランドや製品も注目され、またアフリカ、ウガンダの女性支援をしたい、というわが社のビジョンにも共感していただけるようになってきました。

RICCI EVERYDAYの代表作Akello Bag (アケロ・バッグ)。トート・ショルダー・クラッチ・ハンドバッグと4通りで使えるデザイン。持ち手部分の革は、職人さんが一つ一つ手で縫い付けたもの

―― そもそも仲本さんが、ウガンダで女性たちと共にバッグを製造・販売しようと思ったきっかけはなんだったのですか?

仲本 現在、弊社が工房を置いているのはウガンダの首都カンパラです。ウガンダは18歳以下が全人口の半分を占める若者が多い国なのですが、家庭の経済力がなく初等教育もきちんと受けられない子がとても多いんです。しかも、キリスト教徒が多い一方で慣習的に一夫多妻制も認められており離婚率も高い。シングルマザーになる女性が非常に多く、子どもたちに教育を受けさせてあげられないと苦しんでいる人たちがとても多いことを目の当たりにしました。私が、RICCI EVERYDAYという会社を興したのも、そうした女性の一人と出会ったことがきっかけでした。

 現在、うちの工房には14人のスタッフが働いていますが、期せずしてその8割がシングルマザーです。日本の人たちに、アフリカのすてきなプリント生地を使った商品を届けたいという思いと、売り上げを彼女たちの給料として還元することで、生きづらさを感じている女性たちの助けになれば、という思いがあって、ビジネスを興しました。

―― それにしても、なぜウガンダだったのですか? アフリカでビジネスを始められた経緯についてお聞かせください。

RICCI EVERYDAY創業者であり、COOの仲本千津さん
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