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オランダの親たちが楽しみにする「夜の保護者会」

“世界一子どもが幸せな国”から現地リポート(下)働き方を自由に選択できる社会なので、平日子どもの行事に参加できる

平日の昼に出てこられるパパが非常に多い

 もう一つオランダで特筆すべきは、平日の行事に参加するパパの多さです。

 日本でも保育園や幼稚園への朝の子どもの送りをパパがすることもあるかと思います。が、オランダではその数が非常に多いです。うちの学校でいえば、50~60%の朝の送りは、パパがしているように思えます。平日午後のお迎えはやはりママのほうが多いのですが、それでもパパの割合は30%くらいはあるように思えます。

 面白いのは長男が入ったサッカークラブです。学校と同じく、9月からサッカーのクラブに入ることができました。サッカーやホッケーはオランダでは非常に人気のスポーツで、クラブによっては数年待ちというのも当たり前。長男も昨年からウエィティングリストに入っていましたが、今年になってやっと入ることができました。

 というのも「親が、水曜日の練習にコーチとして練習に参加してくれるなら、ウエィティングリストから優先的に入団させることができます」というクラブの誘いに、サッカーもやったことがないうえに、オランダ語もほぼ話せないにもかかわらず、「誰もいないならやれますよ(ただしオランダ語話せませんが…)」と返答したところ、「ぜひ来てくれ!」ということで、親子そろって、晴れて地元の人気サッカークラブに入団することができたのです。

 「サッカー未経験かつ、オランダ語が話せないコーチ」が、やはりヤバイと思われたのでしょう。蓋を開けてみれば、同じチームの保護者で、コーチ経験のあるスーパーコーチが名乗りをあげてくれて、さらに同じクラブの上のチームからは20歳くらいの、サッカー界のスーパースター、クリスチアーノ・ロナウドにプレーも見た目もそっくりな、スーパーイケメンコーチ(すでに子どもたちの憧れの存在)も付いてくれるわ、ということで、自分はほとんど名ばかりのコーチとして参加しています。

 さらに、結局、この練習にも試合にも送り迎えで保護者が付いてくるし、その中にはトライアスロンをやっているパパや、自分の子どもにものすごい練習をさせているママなどなど、保護者も素晴らしいタレントぞろいで、手厚くサポートしてくれるのです。

 もちろんこの送迎にもパパの姿が多く、保護者全員で支えている、という気分がより一層、子どもたち、そしてクラブを盛り上げます。こうした地元のサッカークラブは、地元の企業がサポートしており、このクラブを通して地元のコミュニティーができています。つまりクラブに所属する、というのは家族で地元のコミュニティーに参加するということになるのです。

 そしてこうした活動ができるのも、オランダは社会全体として、例えば週3勤務、テレワーク、自宅勤務、ワークシェアなどという働き方に自由があり、働き方そのものを自分で選択できるからなのです。ですから、例えば水曜日を休みにして、クラブの練習に参加してくれるパパがいたりするのです。

サッカーグラウンドも広々
毎週末、サッカーの試合がある

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“世界一子どもが幸せな国”から現地リポート

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