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3人のママに聞いた テレワークとこれからの働き方

「テレワーク月間」トークライブ テレワークはどういうときに助かる?困る?

 昨年11月は、国がテレワーク(在宅勤務やリモート勤務など)普及推進施策の一つとして定めた「テレワーク月間」。それに合わせてグーグルが六本木ヒルズノースタワー1階に「テレワークラウンジ」をオープン。ラウンジ内で「人気メディアの中の人が語る、これからの働き方、これからパパママに流行るモノ」と題してトークライブが行われた。その模様をダイジェストでお届けします。

これからの働き方はどう変わっていくのか?

佐藤裕美さん(以下敬称略) 高橋さんはTBSで番組制作プロデューサーとして多忙ながら、それぞれが理想とする父親像を目指すNPO法人「スーパーダディ協会」の代表として、家事・育児にも積極的に参加するメンバーと共にパパの意識改革を進めようと活動していらっしゃいますよね?

高橋一晃さん(以下敬称略) 仕事はもちろんのこと、子育てもやりつつ家事も“手伝う”というより、リードする。仕事と子育て・家事をできる範囲で両立できるようになることを目指しています。もちろん、これらすべてを完璧にこなすことはなかなか難しい。でも、パパが少しでも実践していくことでママが働く時間や自分の時間を持つことができる。そういったことを「もっとパパも積極的にやろうぜ!」という感じで、男の意識改革を目指して活動しています。

 僕の家庭は、共働き夫婦で妻と共に1人息子を育てています。ママは仕事に出かけるのに準備に時間がかかります。だったら、朝の家事は私がやったほうがいいだろうということで、朝ごはんと息子のお弁当を担当しているのですが、これが僕の日々の個人的なスーパーダディ活動のひとつですね。

佐藤 そういった趣旨で『スーパーダディ ビジネスマンの勧め』という本を出版されたんですね。

高橋 多くのパパは子育てをしながら働いているわけですが、子育てをバリバリやっていくうちに、その感覚が仕事にも生かされるということが分かってきたので、それをまとめた本です。

働き方改革は急には変えられない

働き方は急には変えられない

佐藤 人気番組の制作は長時間労働で深夜まで働いているイメージがありますが、実際にテレビ局の人の働き方は変わってきているのでしょうか?

高橋 もしかしたら、働き方改革ができない代表格みたいなところもあるかもしれません(笑)。国は働き方を変えなさいと言い、会社はワークシェアしなさい、上司は早く帰りなさいと言いますが、テレビ局というのは職人気質的な文化が根強く、時間をかけてジックリ番組を作ってきたので、急には変えられない部分もあります。しかし、僕自身は本当に変えていかないといけないと思っています。

 どうしたらいいのかと考えたときに困惑するのは、僕ら中間管理職の人間なんですよね。なぜなら、僕らはずっとそういう環境のなかで番組制作の技を培ってきた。それを払拭してどう技を伝承できるのかというのが最大の悩み。新たな手法を考えるしかありませんが、まだ結論は出ていません。

働き方改革のカギは“公私混同”!?

佐藤 制作現場では会議が多そうですが、LINEグループなどを使って、その場にいなくてもコミュニケーションできるように変えていっているそうですね?

高橋 LINEなどのSNSやグーグルカレンダーでスケジュールを共有するなどして、そこにいなくても情報交換をしながら仕事ができる形を作ってきました。打合せなどもグーグルカレンダーを共有することで調整ができる。VTRも放送前にチェックしないといけないのですが、すべてネットで送ってもらってチェックする。場所を選ばないので、労働時間の短縮につながっていると思います。

佐藤 これまで、対面でしかできなかった仕事をネット上でやり取りすることで、どこでもできるようになってきたのでしょうか?

高橋 極端な話、休みの日でも仕事ができます。仕事柄、いろんな情報をくださる人がいるので、ふと考えると、「休みの日なのに、これって働いているよな」といったことも多々あるんですよね。だから、決めたんです! 僕の生活は「公私混同」です!!

 仕事をしていようが遊んでいようが、すべてが仕事につながる。それも一つの生き方だと思って、今は仕事もプライベートもゴチャゴチャに混在した感じになっていますね。

佐藤 スーパーダディ協会はNPO法人化しました。ますます協会の仕事量も増えたと思いますが、本業との切り分けはあまりなく混在している感じでしょうか?

高橋 本業の仕事の合間を縫って様々な人に会ったりしています。NPO法人化とともに公式メンバーの募集もこの12月1日から開始したので忙しいのですが、子育てに積極的になれるような楽しいイベントをどんどん仕掛けていきたいと思っています。

 スーパーダディ協会の仲間や賛同してくださる人と会うと、男同士なので、何となく仕事の話になったりします。すると、最終的に仕事につながっていったりすることもある。そういう意味では、公私混同でパラレルに動いていると、いろんなことが大きな渦になっていって、ひとつの新しい仕事スタイルとして出来上がっていくんだな、ということを感じています。

佐藤 パパの集まりで活動しながらパラレルキャリアでやっているほうが、仕事の幅が広がったり深みが増したりしているといったこともありそうですね。

高橋 本当にそう思います。育児や家事をやるパパは増えているのに、仕事中には話してはいけないといった雰囲気がまだあります。でも、僕が意識して話し始めるようになってからは、社内でも育児や家事の話をする人が増えました。「今度、オムツ替えの裏技教えてあげるよ」とか、「いつまで娘と一緒に風呂に入ってた?」とか(笑)。仕事の合間の雑談ではありますが、子育てトークが一番盛り上がるし、楽しいので、職場の雰囲気も良くなります。

 職場でも時には子育てトークをする。そういう小さな意識改革から、いろんなことが変わってくると思います。

次ページ これからは、パラレルな働き方がいい

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