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アラフォー妊娠は血圧に注意 休めのサイン見落とすな

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アラフォー妊娠は血圧に注意 休めのサイン見落とすな

【年齢別特集 妊娠・育休】(1)アラフォー妊娠・出産で気になるリスクと対処法/リスクが増える理由はズバリ老化

 仕事をしながら自分の生活も充実させようとすると、35歳なんてあっという間。それから妊娠・出産することは、今や珍しくありません。1人目を産んだ後でしばらくは仕事に専念し、少し間を置いてから2人目、3人目を考える人もいます。
 人数的に増えているのは心強いですし、気持ち的にはまだまだアラサーかもしれませんが、体が年齢を重ねているのは事実です。その分、妊娠中にトラブルが起こりやすくなったり、赤ちゃんのリスクも高くなっていることは知っておかなくてはいけません。35歳以上の妊婦さんの割合が56%以上と半数以上(初産婦と経産婦を合わせて)という晴晃会・育良クリニックの理事長・浦野晴美先生に「アラフォー妊娠の注意点」についてお話を伺いました。

【年齢別特集 妊娠・育休】
(1) アラフォーは血圧に注意 休めのサインを見落とすな  ←今回はココ
(2) 新型出生前診断が一般診療へ 妊婦の混乱を防ぐには
(3) 「これってマタハラ?」にママ弁護士がアドバイス
(4) 電車で駅で増加中 社会のマタハラにどう対処する?

子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

個人差もあるけれど30代後半と40代との違いは大きい

 そもそも、35歳以上の妊娠・出産はなぜハイリスクといわれるのでしょうか。例えば、若いときには動脈硬化などの生活習慣病の人は少ないですが、年齢とともに増えてきますね。それと同じように妊娠・出産のリスクも増えてくる、つまり体の老化が原因です。

 ただし、「アラフォー妊娠」とひと口に言っても、30代後半と40代ではかなりの違いがあります。30代後半ではややリスクは高まりますが、30代前半までとそれほど変わらない場合も多いものです。

 それに対して40代の場合は、初産か経産かによって違ってきます。経産婦さんは体が妊娠に慣れていて産道もできているので、前回の妊娠から多少時間が空いていても、初産ほどリスクは高くありません。

 もちろん、もともとの合併症があるかないかなど個人差があるので、30代後半でもリスクが高い場合もありますし、40代でもそれほどリスクが高くない場合もあります。

アラフォー妊娠で最も注意が必要なのは「妊娠高血圧症候群」

 では、アラフォー妊娠にはどんなリスクがあるかというと、まず注意しなければならないのは「妊娠高血圧症候群」になる確率が高くなることです。妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降産後12週までに高血圧が見られる場合、または高血圧にたんぱく尿を伴う場合に診断されます。診断基準は以下の通りです。

妊娠高血圧症候群の診断基準
●収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上、あるいはその両方
●尿中にたんぱくが0.3g以上/日

 妊娠高血圧症候群は圧倒的に初産婦さんに多く、経産婦さんには少ないのですが、1人目の妊娠で妊娠高血圧症候群になった方がふたたびなってしまった場合は、症状が重くなることもあります。

 重症化すると、母体に血圧上昇のほか、けいれんの発作(子癇発作)や脳出血、肝臓・腎臓などの機能障害などが起こることがあります。赤ちゃん側では発育が悪くなる、「常位胎盤早期剥離」といって胎盤が剥がれて赤ちゃんに酸素が届かなくなるなどの可能性が高くなり、母子共に命の危険を伴う状態になることも。

 妊娠高血圧症候群を防ぐには以下のような規則正しい生活が欠かせません

規則正しい生活とは?
●夜遅く食事をしない
●外食を控えてバランスの良い食事を取る
●仕事よりおなかの赤ちゃんを優先する
●有酸素運動をして血行を良くする
●ストレスをためない

 とはいえ、アラフォーはキャリア的に忙しい時期であり、責任のあるポストに就いていたりして、なかなか規則正しい生活をするのが難しいことも多いと思います。例えば、食事については1日3回と決める必要はないので、ドカ食いしないように小さめのおにぎりを用意してこまめに食べたり、帰宅してから食べないように残業の合間に軽食を食べておいたり、夫が帰宅してから一緒に食べるのをやめて先に食べたりと、自分のできる範囲で工夫してみるといいでしょう。

<次のページからの内容>
● 年齢とともに大きくなる子宮筋腫がお産に影響することも
● アラフォー妊娠に多いマイナートラブルは「妊娠線」と「静脈瘤」
● 妊娠時期別 気を付けたいポイントとは?
● 年齢と共に増える流産 原因は自然淘汰がほとんど
● 安定期だからこそ気を付けたいこともある
● トラブルが起きたら重症化させないことが大切
次ページ 年齢とともに大きくなる子宮筋腫がお産...

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