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小島慶子 40過ぎてADHDと診断され自分知った

子育て・教育

小島慶子 40過ぎてADHDと診断され自分知った

発達障害を今は、むしろギフトと思える。わが子が「定型」とされる何かからズレていても、恐れないで

風変わりなわが子が心配なら、好きなことをさせればいい

 何が言いたいかというと、定型とされる何かからズレていることを、そんなに恐れなくてもいいということだ。風変わりなわが子が心配なら、好きなことを存分にさせればいい。好きなこと、せずにはいられないことはその人を必ずどこかに連れて行く。親が連れて行ける場所より何倍も遠くに。

 そして必要な時は、専門家に相談してほしい。診断名がつくことを恐れて、子どもを孤独にしてはいけない。普通でないわが子なんて受け入れられない、という親の気持ちは子どもに伝わってしまう。まさにそのような環境こそが、当人にとっての最大の障害になることを忘れないでほしい。

 私には、多様な学びの場を作って発達障害の子どもたちを支援している友人たちもいる。「普通と違う」ことは、世界の終わりではないのだ。

 それからもう一つ。軽い気持ちや憶測で「発達障害」を自称したり他人をそうと決めつけたりするのはやめたほうがいい。何かを正しく知ること、丁寧に扱うことは、とても大切なことだ。それがなんであっても。あなたにとってはちょっとした冗談や軽口でも、誰かにとっては大事なアイデンティティーだったり、深刻な悩みだったりする。その想像力を持ってほしい。

 どうも今回は長く書きすぎたようだ。だけどようやく言えてホッとした。これが40歳を過ぎてから、自分のことを知った私の話だ。もしもあなたの目の前に一風変わった小さな人がいるなら、そこにいていいよと、ぎゅっとハグしてあげてほしい(感覚過敏のお子さんの場合は、心の中で)。子どもを変えるのではなく、彼らを取り巻く環境を変えるのが、私たちがやるべきことなのだから。

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小島慶子のDUALな本音

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