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「オリジナルの家庭料理」を誰かに作ってほしかった

“りんだ先生”こと林田香織と、エスキャリア・ライフエージェンシー代表の城梨沙さんが「家事のアウトソーシング」について語る(前編)

 ママ一人に育児、家事の負担がかかってしまう“ワンオペ”解消に向けたノウハウとして、様々なリソースと連携したマルチオペレーション型の「マルオペ育児」へのシフトを提案する本連載。今回のテーマは、「家事代行などのアウトソーシング」です。子育て家庭向けに料理の作り置きサービスを提供するエスキャリア・ライフエージェンシーの代表取締役で、自身も「チームわが家」体制を実現している城梨沙さんにアウトソーシング活用のメリットを伺いました。

 最近はサービスも多様になり、日常的に利用する人も増えた家事&育児のアウトソーシング。でも、「他人を家に入れることに抵抗がある」「自分でやれば済むのにお金がもったいない」「どのように活用したらいいか分からない」などの理由で利用に踏み切れない人も多いようです。前編の今回は、城さん自身がどのように共働きライフ支援事業を立ち上げるに至ったのかを伺います。キーワードは「共(とも)育て」と「家庭オリジナルの料理作り置き」です。

林田香織(左)と城梨沙さん(右)

人生観が変わった、オーストラリアでの専業主婦生活

林田香織(以下、林田) 城さんと私の出会いは、働き方に関するフォーラムの打ち上げでした。そのとき、城さんから「教育要素を取り入れた家事サービス事業を立ち上げた」と伺って、すごくワクワクしたことを覚えています。その後、チームわが家のフォーラムにご登壇いただくなど、ご一緒する機会も多くなりました。まずは自己紹介をお願いします。

城梨沙さん(以下、敬称略) 株式会社エスキャリア・ライフエージェンシー代表取締役の城梨沙です。私は大学卒業後、大手人材派遣会社に入社。3年半ほど勤めた後、結婚と同時に夫の海外赴任のため退社し、1年間オーストラリアで専業主婦をしました

 帰国した翌年にキャリアカウンセラー・講師として独立しましたが、友人がキャリア支援事業を行う株式会社エスキャリアを立ち上げたのを機に、執行役員に就任。第一子出産を経て、2016年に共働きライフ支援サービスを展開する株式会社エスキャリア・ライフエージェンシーを設立し、今に至ります。2017年に第二子を出産し、4歳の娘と生後4カ月の息子の一男一女の母になりました。

林田 2人目を出産された後にお会いしたとき、産後2週間で復帰したと聞いて驚きました。お体のほうは大丈夫なのかなと心配しましたが、城さんはすごく精力的で、仕事が大好きな女性ですよね。その城さんが、オーストラリアで専業主婦をしていたというのは知りませんでした。

 実はそれが、私の価値観が大きくシフトした経験でした。それまでバリバリ働いていたのに急に「専業主婦」になり、自分のアイデンティティーって何だろう、と不安定な気持ちになったんです。仕事をしているわけではなく、もちろん学生でもない。当時は子どももおらず、特にこれといってやりたいこともない。「専業主婦の自分」になじめなかったんです。

 一方で、SNSを見ると友人や元同僚が充実した生活を送っていて、自分は自己成長も感じられず、すべてが止まってしまったような感覚に陥りました。オーストラリアではそんな精神的に苦しい1年間を過ごし、私はやっぱり働き続けたい、と決意したんです。

林田 その体験が今の城さんの原動力となって、エネルギッシュな働き方をしているんですね。オーストラリアだとライフスタイルや働き方も日本とはすいぶん違うと思いますが、そのあたりはいかがでしたか?

 おっしゃる通りで、「働き方の違い」は私にとって大きな気付きでした。夕方5時を過ぎたら誰もオフィスにいませんし、飲み会も5時に始まって、7時には終わる。その後はみんな家に帰って、家族と過ごすのが当たり前なんです。週末もパパが料理をしたりして、家族とゆったりした時間を楽しみます。みんなライフをとても大事にしていて、日本に比べると仕事はややルーズなところもありますが、それでみんながOKという雰囲気がオーストラリアのいいところだと思います。

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