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「オリジナルの家庭料理」を誰かに作ってほしかった

“りんだ先生”こと林田香織と、エスキャリア・ライフエージェンシー代表の城梨沙さんが「家事のアウトソーシング」について語る(前編)

料理がいちばん負担の重い家事だった

林田 家事には料理だけでなく、掃除や洗濯もあると思いますが、中でも「料理」にこだわったのはなぜでしょうか?

 これも私の原体験ですね。子どもが生まれるまではほぼ仕事だけしていればよかったのですが、出産後は育児と、家事もやることが大幅に増えました。子どもはかわいいので育児は頑張れたのですが、家事は正直しんどかったんです。中でも最も負担感が大きかったのが料理でした。

 子どもが離乳食を食べるようになってからは特に大変でした。毎日仕事から帰るときにメニューを考えなければいけなかったし、栄養バランスなども考慮する必要があります。もともと料理はあまり得意ではなく、子どもが食べやすい肉団子ばかりになってしまったりして、「この子は毎日肉団子ばかり食べていて大丈夫なのかな?」と心配になりました。食事は子どもの体を形作る大切なものなので、他の家事に比べて責任も重く、心身に負担が大きかったです。

林田 分かります! 料理は他の家事と違って、「手をかけてちゃんと作らないと子どもがかわいそう」といった世の中の空気感というか、独特のプレッシャーがありますよね。パートナーには相談されたんですか?

 うちはもともと家事も家計もすべて半々で、夫はしっかり家事も育児もやってくれています。でも夫は私と違い、家事や育児も生活の営みの一部とみなしていて、なんというか、淡々とこなしていくんです。それは当たり前のことであり、特別な負担とは感じていないというか。なので、相談してもあまり共感はしてもらえなかったですね。

林田 なるほど。パートナーはそもそも半分やっているから、彼に城さんご自身の負担分まで頼むというわけにはいかなかったんですね。ワンオペではないけれど、それでも働きながらの家事・育児の負担は大きいですものね。

 私がズボラと言えばそれまでですけどね(笑)。でも子どもがいると毎日外食するというわけにはいきませんし、総菜ばかり食べていても、味が同じで飽きてしまいますよね。私は、自分で料理するのは負担なんですが、食べるものにはこだわりたいほうなんです(苦笑)。子どもや自分が食べるのは家庭的な料理がいいんだけれど、それをすべて私がやるのはちょっと難しい。そんなジレンマに陥ってしまったんです。

林田 既存の家事代行サービスは利用されなかったんですか?

 それは色々試してみたんですが、なかなかしっくりくるものがなくて。最近はサービスもどんどん増えていますが、数年前までは今ほどなかったこともあると思います。メニューが決まっているものだけだったり、食材の買い物などの準備が大変だったりして、あまり負担軽減につながらないなと感じていました。それと、決まったメニューの中から選ぶより、今の娘の年齢や好みに合った料理を作ってほしい。“オリジナルの家庭料理”を作ってくれる人に来てほしかったんです。

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