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家事代行は夫婦にも子どもにもメリットしかない

“りんだ先生”こと林田香織と、エスキャリア・ライフエージェンシー代表の城梨沙さんが「家事のアウトソーシング」について語る(後編)

子どもにとっても多様性を学ぶ機会に

林田 お子さんも楽しいでしょうね。

 そうなんですよ。何より子どもがとても楽しそうなのが一番うれしいですね。私と夫だけだと家事に追われて子どもと十分に向き合ってあげることができないんです。自分が家事をやっている間、テレビやネットの動画を見せたりするくらいなら、誰かと一緒に楽しく遊んでくれたほうが絶対いいと思います。

林田 昔はご近所との付き合いがあったり、家の中におじいちゃんやおばあちゃんがいたりして、子どもが多様な人と触れ合う機会がありました。でも今は子どもがいる8割の家庭が核家族で、家庭や学校以外での人との関わりが減っています。「チームわが家」で子育てをすることは、子どもが多様な人たちと触れ合う機会になりますし、子どもたちにとっても成長する機会になると思います。

 そう思います。母親だから、親だから、すべて自分が頑張らないといけないんだと考える方もまだまだ多いと思いますが、「共育て」の子育ては、自分がラクになることがゴールではありません。周囲に上手に頼ることで、自分やパートナーに余裕ができ、夫婦関係、親子関係、そして自分自身にとってもプラスになります。また、色々な人と子どもの成長を共に喜び、自分自身も成長を感じることができると思います。

林田 最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

 私自身、アウトソーシングを活用するようになり、家庭内が変わりました。アウトソーシングを使ったからといって、今の負担が100とすると、それが0になるというわけではありません。でも80だったり70だったり、減らすことはできますし、それによって生まれる余裕や時間はかけがえのないものだと実感できると思います。仕事と家事育児を両立するためのチームの一員として、アウトソーシングを活用してもらいたい。またそういった考え方がもっと広まってほしいと考えています。

 みんなで子育てをしていく「共育て」文化が広がったら、子どもも家族もみんなもっとハッピーになれるのに、と心の底から思います。ぜひ、皆さんにも試してみてほしいと思います。

城梨沙
エスキャリア・ライフエージェンシー代表
大学卒業後、株式会社パソナキャリア(現パソナ)に入社。法人営業として、求人開拓営業を経験。3年半で500社以上の企業の採用に関わり、求職者とのマッチング業務を行う。 2009年結婚と同時に退職。主婦となりオーストラリアに1年在住。2010年にフリーのキャリアカウンセラー・講師として独立。翌年、株式会社エスキャリア設立時に執行役員に就任。2016年、株式会社エスキャリア・ライフエージェンシー設立。2017年にエスキッチンのサービスをリリース。一男一女の母。

(撮影/谷本結利)

林田香織

林田香織

パートナーシップ&ペアレンティングアドバイザーとして、子育てと仕事の両立や夫婦関係に悩むママ&パパをサポートする両立支援の最前線で活動。出会うママ&パパは年間3000人以上。小さな町の公民館のパパ&ママセミナーから、大企業の両立支援セミナー、育休復帰セミナー、配偶者向けセミナー、管理職セミナー、自治体主催のシンポジウムまで幅広く登壇する。アメリカでの語学教師の経験と、専門である家族社会学のデータ分析に基づいたロジカルでインタラクティブな講義が男性にも好評。プライベートでは、九州男児の妻、高校生、中学生、小学生の3人の男児の母。日米の両方で出産と子育てを経験。2008年に帰国し、翌年に独立。お茶の水女子大学修士(家族社会学)、米国Brigham Young University 修士(言語教育学)。NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、NPO法人コヂカラ・ニッポン理事、NPO法人いちかわ子育てネットワーク副代表理事。

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