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親になり、地元で起きた凶悪事件を無視できなかった

子ども食堂×寺子屋「KIDS’ HOME CAFETERIA」代表・山田瑛理さん(上)川崎市中1男子生徒殺人事件を機に、地域のために何かしたいと思うように

 起業するまでの経緯や仕事と家庭の両立についてなど、多くの壁を乗り越えてきたママ起業家や社長にインタビューする「私が壁を乗り越えたとき」。今回は子ども食堂に寺子屋要素が加わった「KIDS’ HOME CAFETERIA」を立ち上げた山田瑛理さんを紹介します。

 山田さんは、大手総合エンターテインメント会社で音楽制作や宣伝、教育事業に携わるなか、2度の出産を経験。2018年4月に、小学生を対象とした夜ごはんの提供と学習サポートをするKIDS’ HOME CAFETERIAを地元の川崎市川崎区に立ち上げました。現在は、2児の子育てをしながら、仕事と両立しています。

 この連載は「上編」「下編」の2本立てでお伝えします。

小さいころからあった“川崎愛” 親の後押しで中学から私立へ

 生まれも育ちも神奈川県川崎市の山田さん。小学生のころから川崎区内を自転車で駆け回りながら、友達と楽しく過ごしていたそう。

 「小さいころから“川崎愛”がありました。ただ、川崎区はあまり治安がいいとはいえないかもれません。それもあったからなのか、親のすすめで、中学から私立に通いました。私立中学に進んだのは、30人クラスで2人くらい。当時は全然気にしていなかったのですが、教育機会の不平等などが大きい地域だったのかもと思います」

大手総合エンターテインメント会社に入社。多忙だけど充実した日々

 大学で経営を学んだ後、2006年、大手総合エンターテインメント会社に入社。音楽レーベルに配属になり、宣伝業務を担当しました。

 「深夜2時とか3時に帰宅するのが当たり前の生活。忙しかったけれど、とにかく楽しかったです。川崎の自宅から東京のオフィスまで片道約1時間かけて通っていました」

 2009年にはアーティスト担当になり、さらに忙しい日々を過ごしていたといいます。

 「土日もないような生活でした。でも、最初は100人キャパの会場から始まったワンマンライブが、次は1000人、1万人と、会場がどんどん大きくなっていくのをアーティストと一緒に経験できました。世の中にトレンドを発信できていることがうれしかったです

山田 瑛理
KIDS' HOME CAFETERIA代表
川崎市川崎区生まれ。2児の母。大手総合エンターテインメント会社で音楽制作や宣伝、教育事業に関わる。わが子の成長とともに、地域の子どもたちに寄り添いたい、と思うようになり、2018年4月にKIDS' HOME CAFETERIAを立ち上げる。
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ママ社長・起業家 「私が壁を乗り越えたとき」

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