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米国の「お誕生会」狂騒曲 ジムや工房に“外注”も

子育て・教育

米国の「お誕生会」狂騒曲 ジムや工房に“外注”も

コストがかかっても外部施設で大掛かりに開催/エチケットや社交性を確認、磨く場に

 招待されて毎週末のように参加するのも楽ではない。プレ・キンダーから小学校低学年くらいまでは、バースデーパーティーを開くのであればクラス全員に声をかけるのが暗黙のルール。クラス全員を呼ばないときは、男子のみ、女子のみというように性別で分けて呼ぶ。呼ばれるほうは、スケジュールを調整し、毎度プレゼントを購入する。プレゼントの相場は20~30ドル程度。多くがギフトレシートといって、プレゼントが気に入らなかったり、既に同じ物を持っていたりするときに返品できるレシート付きで贈る。日本人の感覚では、もらったプレゼントを返品するなど思いもしないことだろうが、米国人は合理的だ。年齢が上がるにつれ、プレゼントは物よりも25~30ドルのギフトカードや図書カードが主流になる。ゲームソフトなど高価のものは友人からもらったギフトカードを合わせれば買えるので喜ばれる。あまりにバースデーパーティーが頻繁に開かれるので、もらったギフトカードをそのまま次に呼ばれたパーティーのプレゼントに二次利用するという話もよく聞く。

子どもの年齢が上がるにつれ、プレゼントは物よりも25~30ドルのギフトカードや図書カードが主流になる

 小学校高学年になると、大規模な集まりはほとんどなくなる。代わって開かれるのが仲の良い5~6人で祝う小パーティーだ。みんなで映画館に行ったり、ボウリングに行ったり、お泊まり会をしたりするのが大体のパターン。「親はこの年齢に子どもが達するとコストがかかる大掛かりなバースデーパーティーのプレッシャーから解放されて正直ホッとするのよ」と大学生と中学生の2人の息子を持つトレイシー・ミニックさんは明かす。

パーティーに招待されるかは1つの社交性のバロメーター?

 なぜ親はそこまで子どものバースデーパーティーに熱心になるのだろうか。「米国はパーティー社会だから、エチケットを学ばせる良いチャンス」とトレイシーさんは語る。バースデーパーティーを開くと、主役の子どもは友人が到着したときにそれぞれに「来てくれてありがとう」と言う。終了して帰るときもまたあいさつをする。パーティー後にはプレゼントへの感謝を記したサンキューカードを参加者に送る場合が多い。逆にパーティーに呼ばれたほうは、主役に「ハッピーバースデー、〇〇」と必ず声をかけて、別れ際にはしっかりとあいさつをし、できればパーティーをアレンジした親にも感謝の意を示す。「お決まりのフレーズがあって3~4歳くらいからひたすら同じことを繰り返す」(トレーシーさん)。

「バースデーパーティーはエチケットを学ばせる良いチャンス」という声も

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