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イギリス 妊娠・出産に手厚い制度、産後は困難も

子育て・教育

イギリス 妊娠・出産に手厚い制度、産後は困難も

妊娠検査や出産はすべて無料! でも子どもの預け先は高く、預かってくれない日も多い

 お国柄がにじみ出る世界の子育て事情を、各地に住むライターのリレーでリポートしていくこの連載。今回はイギリスの子育てについて、現地に住むボッティング大田朋子さんに伝えてもらいます。

妊娠検査や出産はすべて無料!

 イギリスでは国営医療制度のNHS(ナショナルヘルスサービス)を利用すれば、医療は無料だ。妊娠期の診察も出産も、万が一の手術や入院などすべてがタダ。

 妊娠が分かったら、かかり付けの医者であるジェネラル・プラクティショナー(GP)に連絡し出産予定日を確認。その後はGPと連携しているミッドワイフ(助産婦)から連絡があり、妊娠中は基本的にこのミッドワイフが健診してくれる。何も問題がなければ妊娠期を通して医者には一度も会わず、ミッドワイフとのやり取りだけで済ますことも珍しくない。

 イギリスでの出産は、特別な問題がなければ超音波検査が妊娠期を通して2回だけ(妊娠12週前後と20週前後)といった点や、体重測定でもジャケットを着てようがブーツを履いてようが何も言われない、というような緩過ぎるところが個人的には不安。でも費用がすべて公費で賄われる点や、水中出産や無痛分娩といった産み方が気軽に選べる点など、評価すべき点も多い。

市販の離乳食ではオーガニックの選択肢が多い。チューブ型のベビーフードは持ち運びに便利で幼児のママもスナックとして重宝している

働くママには厳しい!? 産休制度

 イギリスでは基本的に26週間の産休が保障されていて、52週まで延長が可能だ。初めの6週間は税引き前給料の90%が支払われるが、それ以降はだんだん手取り金額が少なくなっていき、39週以降は無給になる。金銭的な不安から産後26週で仕事に復帰する女性も少なくなく、イギリスの産休制度は働くママに厳しいなあと思う。

 反対に父親は子どもが生まれてからの2週間、給料全額支給で産休を取ることができる。子どもが1歳になるまで6カ月までの産休が取れる制度を持つ会社もあり、その間の給料は通常の60%ほど。とはいえ多くの場合、2週間の産休の後、父親は仕事に戻る。

 イギリスで産後のママが職場復帰をするときに一番頭を悩ますのが、子どもの預け先だ。

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