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「落ち込んでもマイナスの時間は短く」と病気で決心

美容ジャーナリスト・山崎多賀子さん(下)病気や被災をしても、メイクで元気になる女性をたくさん見てきた

 40代のときに乳がんが分かり、手術や抗がん剤を体験した美容ジャーナリストの山崎多賀子さん(57)。今はがん体験者のファッションショーでメイクをしたり、体験を発信したり。「先輩」として、若い世代の患者からも慕われています。後編では、被災地の訪問や患者の支援活動について紹介します。

(上)山崎多賀子 「がん患者のキレイ」メイクで発信

「患者がきれいでいる大切さ」を発信すると大反響

 山崎さんが乳がんの治療をしてから10年以上経ち、治療も患者の環境も、メディアも変わりました。闘病した当時は、インターネットでブログを見るような時代ではありません。山崎さんが美容ジャーナリストとして、雑誌を通して「患者がきれいでいる大切さ」を発信すると、キャッチする人がたくさんいました。主治医に誘われ、がん患者を支援するNPOの立ち上げにも参加しました。

 抗がん剤の副作用で、髪の毛が抜けたらどのようなウィッグや帽子のおしゃれができるか。まつ毛や眉毛が抜けて顔色が悪くなり、爪も黒くなるので、上手にカバーするメイクは……。筆者がこの数年、取材している若いがん体験者の集まりでも、山崎さんのメイクレッスンは大人気です。「美容ジャーナリストではあったけれど、人の顔を触ったことがなかったのが、患者さんにメイクをするなんて。喜んでもらえて心が熱くなる体験をしています」

やまざき・たかこ 1960年生まれ。会社員、編集者を経て美容ジャーナリストに。乳がんの体験を女性誌に書き、『「キレイに治す乳がん」宣言!』(光文社)にまとめた。現在は抗がん剤の副作用で外見が変わる患者にメイクセミナーや講演をするなど、支援活動に飛び回る。

仲間と開くセミナーは100回に

 病院での定期的な活動も増えた山崎さん。東京都の聖路加国際病院で、医療スタッフと一緒にビューティーセミナーを担当。銀座の女性クリニックでは「マンマチアー」という会を結成して毎月、仲間と開くセミナーは11月で100回になります。これは患者会ではなく、どんな人でも参加できる場。専門家を呼んで最新の治療や薬、メンタルケア、がんとお金、美容や下着などの話をしてもらいます。

 「今年からは、昭和大学病院の乳房再建のおしゃべり会で、患者ファシリテーターをしています。希望があれば、手術の跡を患者さんに見せて触ってもらいますよ」。昨年はがんの仲間とニューヨーク視察に行きました。その他、全国の病院や患者会に招かれれば、飛んでいきます。

山崎さんが開催しているメイクセミナー
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