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バセドウ病や橋本病 治療すれば普段通りの生活OK

早期発見して診断がつき、手術や服薬をすれば、見違えるほど元気になれる

女性に多い甲状腺の病気。前回は高齢出産後の子育てをしながら働く女性が、甲状腺の手術をした体験を紹介しました。今回はバセドウ病や橋本病といったよく聞く病気を含め、基本的な情報について甲状腺専門の金地病院・山田惠美子院長に聞きました。

やまだ・えみこ 東京女子医大卒。父が始めた金地病院(東京都北区)を継ぎ、院長に。2人の娘も医師になり、孫は6人いる。

―― 甲状腺の病気にはどんなものがありますか。

 「甲状腺は、のどぼとけの下の気管の前に蝶が羽を広げた形をしてのっています。食物中のヨウ素を材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌します。このホルモンには脳や心臓、消化管など、全身の新陳代謝を活発にする働きがあります」

 「甲状腺の病気はたくさんありますが、大きく分けると3つです」

機能亢進症 20~30代に多い。バセドウ病など、血液中の甲状腺ホルモンが多すぎる病気

機能低下症 40~50代に多い。橋本病など、ホルモンが少なすぎる病気

結節性甲状腺腫 甲状腺に腫瘤ができる病気

自己抗体が作られ異常、原因は不明

―― バセドウ病と橋本病の原因は。

 「甲状腺の病気は、自己免疫疾患の一つです。体質が変わり、自分の甲状腺を異物と見なして甲状腺に対する自己抗体が作られます。バセドウ病は、この自己抗体が甲状腺を常に刺激しホルモンが過剰になります。疲れやすい、食欲の増加または低下、イライラ感、血圧が上がる、発汗、筋力低下など、様々な症状が出ます」

 「橋本病は、作られた甲状腺自己抗体が甲状腺を破壊していくため少しずつ機能低下症になっていきます。甲状腺が固く腫れる場合が多いです。甲状腺の機能が正常値なら、診断されても体に影響はなく自覚症状はありません。機能が低下してくると、必要な甲状腺ホルモンが作れず、全身の新陳代謝が悪くなり症状が出ます。元気がなくぼーっとしている、寒がり、汗が出ない、眠い、むくむ、忘れやすいなどです」

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