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子育てしながら転職 その後、双子を妊娠・出産

「職場が働きやすい環境に変わることを期待できないなら、自分から環境を変えなければならない」

 子どもが生まれるまでは、仕事に目いっぱい没頭できた。産休・育休中は、育児に専念することができた。それが……いざ仕事復帰をすると、仕事と育児の両方が日々降り掛かってくる。時間は同じ、一日24時間。どちらも大事、どちらも最優先。そんなとき、皆さんは何を選び、何を諦めているのでしょうか。

 バリバリでもゆるゆるでもない働き方のワーママに、リアルな体験、心の内を語ってもらいます。

【今回のワーママ】S・Iさん
年齢:35歳
業種(職種):空港職員→病院の健診センター→株式会社ルクサ(いずれも正職員)
住まい:神奈川県
子どもの年齢:5歳の男の子、1歳の男の子と女の子の双子
●仕事と育児をしていくために、私が選んだもの、諦めたもの
選んだもの…家族と過ごす時間
諦めたもの…家事などのこだわり

「会社が変わらないなら、自分で環境を変えなきゃ」と転職

 航空系の専門学校を卒業後、空港に勤務し、結婚を機に退職。その後、総合病院付属の健診センターで働いていました。個人の人間ドックだけでなく企業の健診も受け付けるほどの大規模なセンターで、年間、何万人もの受診者が訪れます。私の業務も健診の予約受付、受診者の登録業務など、多岐にわたっていました。

 入社3年目に妊娠し、産休・育休を取りました。そして時短を取らずに復帰しました。

 職場の健診予約の受付窓口は8時15分~16時半までで、その間は予約をしたい人からひっきりなしに電話がかかってきます。電話対応をするため、朝は8時には出勤していました。また、受付終了時間の16時半ちょうどに電話を取ると、17時前まで応対が長引くこともあり、18時のお迎えに間に合うようにダッシュで会社を出る日々。電話対応の前後や合間に、受診者の膨大なデータを登録する作業もあったので、週に半分は終電近くまでの残業も余儀なくされました。夫と保育園への送迎を分担し、何とか乗り切っていました。

 周りの職員も残業が当たり前の環境だったので、あるとき上司に「人を増やす予定はありますか」と思い切って尋ねました。でも返事ははっきり「ない」と。少ない人数で皆が残業をしているから、なんとか回っている状況。これから子育てをしながら、この職場でずっと働き続けることに、自信がなくなった瞬間でした。

 私の母は専業主婦でした。一方、私は子どものときから、仕事を持ちたいと思っていました。でも自分も母になり、やはり頭にちらつくのが自分の母の姿。いつも家にいてくれた母と、子どもと十分に向き合う時間も取れない自分の現状を比べて、落ち込むこともありました。

 やはり転職するしかない。職場が働きやすい環境に変わることを期待できないなら、自分から環境を変えなければならない。そう思って、転職活動を始めました。でも、ママの転職はどうすればいいのだろう。ハローワーク?リクナビ?マイナビ? 働き方に制約がある私を雇ってくれるところはあるのだろうか。不安でいっぱいでした。

残業しないと仕事が回らない職場の環境に、働き続ける自信がなくなって…(写真はイメージ)
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バリバリでもない、ゆるゆるでもない、ワーママ2.0

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