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夫の単身赴任によるワンオペ育児歴7年超

子育て・教育

夫の単身赴任によるワンオペ育児歴7年超

2児の母、BuzzFeed Japanの小林明子さん。両立のカギはフレキシブルな働き方とわが子との信頼関係

新聞記者、雑誌編集者、そしてWebニュース、いわゆるメディア業界でここまで転職しているワーキングマザーは珍しいのではないでしょうか。夫の単身赴任により、基本的にはワンオペ育児中のBuzzFeed Japan・特集エディターの小林明子さんは、11歳の男の子と5歳の女の子のママ。7年超のワンオペ育児の中で得た両立の技、わが子を信じて向き合う方法など、今日までの軌跡を赤裸々に語ってくれました。


ライフとワークの理由で決めた「ワンオペ育児をしながらの転職」

藤村さん(以下、――) 夫不在のワンオペで、小学生と保育園児を育てながらの転職活動は大変だったと思うのですが、その動機は何だったのでしょうか?

小林明子さん(以下、小林) 私が転職を決めた理由は2つありまして、1つは仕事上の理由、もう1つは生活の理由でした。

 以前は週刊誌でニュース記事を作成する仕事をしていたのですが、今の時代、自分の子どもが接するメディアも紙からネットになっていると感じる中で、この子たちが将来どんな媒体でニュースを読むのかと考えたときに、発信するメディアを変えてみてもいいんじゃないかという理由から、ウェブ業界を志望したというのが1つ。

 そして、両立生活を基準とした生活面での理由は、締め切り前に紙でやり取りする出版業界だと、基本的には会社でしか仕事ができないため、長時間労働になりがちだということ。特に、今までは自分の原稿を提出して「あとはよろしくお願いします」と帰宅できていたのが、これから管理職になると最後まで全て自分が見ることになり、週2~3回は子どものお世話をシッターさんにお願いすることになってしまいます。

 一方で、ウェブメディアの編集部であれば、どうしても作業が必要な場合は自宅でも対応できますし、場所を選ばずに働けるということが大きく、さらに18時には帰れることもあり、現在のBuzzFeedに決めました。

―― 新聞、出版、ウェブ…と媒体を変えながら複数回の転職をしているママというのは珍しいと思います。転職後、働き方はイメージしていた通りになっていますか?

小林 私の職歴は、20代が新聞、30代が雑誌、40代がウェブ業界になります。大学を卒業後、報道をやりたくて新聞社に入社したのですが、やはり長時間労働ですし、全国紙だったので当たり前に転勤があるんですよね。結婚した相手も転勤がある仕事だったので、「このままだとずっと一緒に住めないかもしれない」と将来を考えた末、退職を決めました。せめて夫婦どちらかだけの転勤であれば、一つの場所に落ち着くことができるだろうという結論になったんです。

 その後、しばらくフリーランスとして雑誌の仕事を受けていた時期を経て、常駐の仕事になり、その後に試験を受けて正社員になっています。

―― そして今回、さらにウェブ業界に移ったことで、転勤もなく勤務時間もフレキシブルに変えられるという職場環境になったのですね。

小林 長時間労働を良しとしている会社ではないので、子育て中の私だけではなくて、勤務時間中に仕事を終えて、その後は自分の時間という人がほとんどです。ただ、どうしても対応すべきときには、家でもカフェでもどこからでも仕事ができるので、そこはフレキシブルにやっています。  2017年からは、10時から15時がコアタイムとなるフレックス制もスタートしました。私は9時から18時を基本的な勤務時間としていますが、10時から19時を選択している人が多いようです。19時過ぎには退社する雰囲気が職場全体にあるので、助かりますね。

「(今の職場は)19時過ぎには退社する雰囲気が職場全体にあるので、助かります」(BuzzFeed Japanの小林明子さん)
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