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保育園と幼稚園に支えられた両立9年から私が得たもの

子育て・教育

保育園と幼稚園に支えられた両立9年から私が得たもの

治部れんげ/園は子どもを預けるだけでなく、私の友達がいる場所。保育園や幼稚園の先生、専業ママのお母さんたちと出会えたことが幸せだと知った

こんにちは、治部れんげです。卒園式や卒業式が終わり、入園・入学の準備でお忙しい時期だと思います。毎年この季節になると、上の子(現在9歳)が0歳のときにお世話になった保育園の先生の言葉を思い出します。

夢のような保育園に入れたものの、仕事では低空飛行

 「皆さんの宝物のように大事なお子さんを、私たちに預けてくださってありがとうございます」

 息子が0歳で公立認可保育園に入園したとき、クラス担任の先生が言いました。

 当時も保活は大変でした。遠くの認証保育園に半年通った後、「0歳児・フルタイム共働き・祖父母遠距離+待機ポイント」で入れたのは、自宅から徒歩10分の認可保育園。

 静かな住宅街の中、ベビーカーを押して登園できるのは夢のようでした。午睡と遊びのスペースが扉で区切られた広い空間、クラスの先生はベテランから若手まで4人いて、皆、優しくて信頼できる雰囲気です。0歳児室に差し込む柔らかい日の光を見て、「天国みたい」と思ったことを覚えています。

 入園式が終わって親子で部屋に行くと、先生が冒頭のように話してくれました。ベテランの先生で、普段は無口です。保護者ともあまりお喋りはしません。朝、子どもを連れていくと、しっかり抱いて、まず子どもの目を見てくれました。預かってもらっている、というより一緒に育てていただいている感じがしました。

 しかし、せっかく良い保育園に入れたのに、仕事のほうは低空飛行が続きます。

 やる気満々で仕事に復帰した多くの働く母親と同様、私も思うようにいかないことに遭遇しました。まず、育休取得を含む期間の人事評価が下がっていると聞き、年度途中に無理をして復帰した意味が分からない……と思いました。しかし、先輩も同僚も私が休んだ分をカバーしてくれています。文句を言える立場ではありません。

 挽回しようにも、かつてのように長時間は働けない現実。何とか必要最低限の仕事を効率的にこなして家と会社の往復を続けるうちに、モチベーションは落ちていきます。

 周囲の人たちは親切で、子どもが熱を出したと園から連絡があれば「すぐ帰ったほうがいい」「これはやっておくから」と言ってくれます。皆、既に長時間働いているのに、申し訳なく情けない気分でした。

 仕事へのモチベーションが下がり続ける中、子どもを連れて保育園に行くことで元気をもらっていました。送迎時に顔を合わせるお母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんに挨拶するため、無理やり笑っていると多少気分が上向きになります。園に着き、先生とのやり取りで、「良い仕事のお手本」を目の当たりにします。

 なかなか入れない保育園を利用させてもらうのだから、私も先生みたいにちゃんと仕事をしよう。そう思いながら園の裏手の坂を下り、駅に向かううちに、やる気のようなものが湧いてきます。保育園は、単に子どもを預かるだけではなく、育児と仕事やその他のことで心身ともに余裕を無くしている親も丸ごと支援している、と思いました。

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