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私立小編入という選択肢 過酷な中学受験より得? 

子育て・教育

私立小編入という選択肢 過酷な中学受験より得? 

編入試験の時期とメリット、注意点、募集機会のある私立小名、過去問がない試験対策、共働きは不利?

独自のカリキュラムで子どもたちの個性を伸ばす私立小中高一貫校。子どもの学習環境としては魅力的だけれど、共働きで小学校受験の準備をするのは大変そうだし、中学受験をするなら小学4年生から塾に通うのが一般的です。そんな中、あまり数は多くありませんが、小学生の途中で私立小学校へ編入する子がいます。

小学校受験や中学受験に比べて、情報が少ない私立小学校編入試験。一体、どんな試験なのでしょうか? その対策は? 私立小学校編入に詳しい「アイ・シー・イー私立専門塾」私立小編入コース担当の金子りえさんに聞いてみました。

いつ募集しているの? 意外と知らない私立小学校編入情報

 子どもを私立小中高一貫校へ通わせるなら、小学校受験ないし中学受験をするのが一般的です。ところが先日、久しぶりに会った知人から「うちの子、4月から○○小に編入したの」と報告が。その私立小学校は、都内ではお嬢様学校として知られる伝統校。小学校受験でも中学受験でも入るのが難しい難関校の一つです。

 「えっ!? ○○小って編入ができるの?」

 仕事上、中学受験には詳しいけれど、私立小学校編入という選択肢があることに疎かった私は正直驚きました。聞くと、たった1年間対策を取っただけと言うではありませんか! 受験準備で大手塾に約3年間通えば約250万~300万円かかるともいわれる中学受験。行きたい学校に募集枠があれば、短期集中決戦の私立小学校編入って、もしかしてお得なのかも?

 ところが、私の周囲で私立小学校へ編入したというのはその子だけ。一見、お得に見える私立小学校編入ですが、小学校受験や中学受験ほど人気が殺到しないのはなぜなのでしょうか。

アイ・シー・イー私立専門塾 私立小編入コース担当 金子りえさん

 「理由は明確です。私立小学校の編入試験は、欠員が発生したときだけ欠員補充のために行うもので、毎年必ずあるとは限らず、あったとしても募集人数が極めて少なく、狭き門だからです」

 そう話すのは、私立小学校編入に詳しい「アイ・シー・イー私立専門塾」の金子さんです。金子さんの話によると、私立小学校の編入募集は、年に1人~5人程度の若干名。欠員ありきの募集なので、学年によってあったりなかったり、またはその年によっては全校ゼロの場合もあるそう。

 受験できる確証が持ちにくい、対策がしづらいという点から、倍率としては「学校にもよりますが、おおむね2~3倍です」と金子さん。「中学受験での志望校の付属小学校が募集をしている」「中学受験の準備をしているが思った以上に過酷。その前に私立小編入という選択肢も加えたい」というご家庭は、編入試験の手続きや内容、付属高校の進学実績なども調べつつ、具体的に検討をしてみる価値があるかもしれません。

 では、こうした募集はどこで知ることができるのでしょうか?

 「各私立小学校では、欠員が生じた場合に、ホームページで編入の募集案内をしています。気になる学校があったら、こまめにチェックをしておきましょう。学校によっては、登録制度を設けているところもあり、編入希望者はそのリストにあらかじめ登録をしておき、欠員が出たときにお知らせをもらうというシステムもあります」

 「毎年募集があるわけではありませんが、女子校なら田園調布雙葉、横浜雙葉、横浜英和、昭和女子、男子校なら暁星、共学なら青山学院初等部、森村学園などが、比較的募集機会がありますね。一般的な編入とは少し異なりますが、聖心女子学院初等科では、4・4・4制を取り入れているため、セカンドステージにあたる新5年生を対象に24名、成蹊小学校国際学級では、帰国子女を対象に新4年生で16名を募集しています。募集案内は試験日のおよそ1カ月~2カ月前に公開されることが多いです」

【一般的な私立小学校編入】

・欠員が出たら募集するため、学年やその年によって編入チャンスがある場合とない場合がある。
・編入チャンスがあったとしても、募集人数は1~5人程度の若干名。
・募集案内は各校のホームページで公開。学校によっては登録制度もある。

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