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働くママが開発した「アソボ~ノ!」への想い

東京ドームの岩瀬奈穂さん。5歳時から英語オンリーの民間学童を利用

息子がいなかったらアソボ~ノ!はできなかった

――母親としての視点が仕事にもプラスになりましたか?

岩瀬 アソボ~ノ!は生後6カ月から遊べるように設計されています。初めは親に連れられて遊びに来た0歳のベビーが、この施設内で遊びながら次第に成長していく、というストーリーを込めているのです。

 ハイハイ時期のベビーだけが遊ぶスペースも作りました。ベビー限定のエリアを設けるというのは、施設運営面から見ればリスクなんです。「あの場所に遊びに行きたい!」とはっきりと自己主張し始めるのは2~3歳ごろ。遊ぶ場所に関して意思表示できない0歳児は、リピートにつながりにくい。

 でも、「育児って何をどうすればいいの?」と親が悩んでしまいやすいのも、ママ友、パパ友ができずに親が孤独になりやすい、0歳時期です。私は育休中に、新しくできたママ友たちにかなり助けられたんです。だから、ママやパパが友達を見つける場所にもなる「0歳児スペース」を確保したかった。

――育児経験がビジネスに直結しているんですね。

岩瀬 0~6歳の子どもはやりたいことが日に日に変化します。年齢ごとに遊ぶスペースを区別しつつ、親が自分の子ども以外の異年齢の子の遊ぶ様子まで見られるように、完全には仕切らない作りにしています。

 対象年齢ごとにおままごとの台の高さなども少しずつ変えていて、親は「今うちの子はこのスペースで遊んでいるけれど、もう少ししたらあっちの大きな子ども用の遊具で遊べるようになるかもしれない」と子どもの成長をイメージすることができます。

 これらのママ視点での仕掛けが奏功したのか、オープン当初から、来場者数は予想の倍近い数字を達成しています。まずは乳幼児期に来てもらい、「次はあのアトラクションに乗りたい」「今度は野球の試合を見たい」と思ってもらえれば、東京ドームシティ全体の活性化にもつなげることができます。

 さらに、完全にママの視点で言わせてもらうと、自分の作った施設で、息子の成長が見られるのも単純にうれしい。大きくなるにつれて、少しずつ違う遊具が使えるようになって、新しいことに挑戦する息子の姿を見てきました。アソボ~ノ!とともに成長を見守ってきた感じです。

 私の場合、育児と仕事が密接に関わっています。息子がいなければ、この施設を作ってはいなかったと思ったりします。その代わり、「ママたちに奇麗になってもらう託児サービス完備の美容施設を作ろう」と考えて、子どもと親が別々に楽しむタイプの施設を提案していたかもしれません(笑)。

“小1の壁問題”に向けて、5歳から民間学童を利用

――“小1の壁”対策は何かしていますか?

岩瀬 年中の2月から「Kids Duo(キッズデュオ)」(英語のみで保育をする民間学童)に通わせています。来年4月、息子が小学生になるタイミングで、私はフルタイム勤務に戻り、学童保育も始まります。環境が一気にガラリと変わるのは、息子にも私にも大きな負担になると思い、用意できることはやっておこうと。

 最初からキッズデュオと決めていたわけではなく、シッターを試してみたり、地域のファミリーサポートに登録してみたり、夜7時くらいに終わる塾で息子と相性が合うものがないか探してみたり、民間学童を探してみたり……、色々情報を集めた末に出した結論です。

 「息子に合うかどうかわからないけど、まずやってみる。そして、相性が合えば続ければいい。ダメだったら他を探そう」と思っていたので、時間的にはかなり余裕を持って年中の2月から模索を開始しました。小学校入学の丸々1年前のことです。

 最初に試したキッズデュオがたまたま息子にぴったり合っていたので、週2回通わせることに。働くママは忙しいからこそ、余裕を持って手を打つ必要があると思います。締め切りを設けて、やるべきことを前倒しで進める。それは、育児も仕事も同じです。

 今は、午後2時ごろにキッズデュオのバスが保育園に息子を迎えに来ます。そのあと、息子は4時間ほどキッズデュオで過ごし、夕方6時半にバスに乗り込んで、夜7時に家に帰ってきます。小学生になったら、これを1時間ずつ後ろにずらし、夜8時に帰宅させるというリズムを想定しています。

――やはり、小学校の学童保育だけだと難しいですか?

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