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小島慶子 「崖っぷちDUAL」の罪悪感と幸福

子育て・教育

小島慶子 「崖っぷちDUAL」の罪悪感と幸福

他の誰にも分からない、家族だけの温かい文脈

 人前に出る仕事をしている人は、良きママ良きパパのロールモデルを演じなくてはならないこともあるのだろう。雑誌の記事などで、時おり驚異的に完璧な母親、父親をしている有名人のインタビューを目にする。

ええええー、そんなに頑張ってる人もいるんだ…


最近息子たちが博物館のミュージアムショップで私に買ってくれたプレゼント。透けてるヤモリと、握ると目ん玉飛び出すステゴサウルス。

 多忙であるほど、良き家庭人であることを証明しないと、ネットニュースやゴシップ誌に「家庭崩壊」とか「子育て放棄」とか勝手なことを書かれてしまうかもという不安の表れかも知れない。だけど、その完璧ぶりに憧れて励まされる人もいる一方で、ええええー、そんなに頑張ってる人もいるんだ…とプレッシャーを感じる崖っぷちDUALもいると思うのである。

 私がそうだった。ずっと、仕事も育児も家事も完璧に出来ないといけないんだと思って、でも当然出来やしなくて、夫にも多くを求め、自分のことも追い詰めていた時期があった。

 今、料理は夫がしている。私は食事を作らない。掃除はプロとルンバに頼んでいる。週の半分は深夜帰宅だ。自宅にいる日でも、原稿の締め切りや番組の資料読みに追われて部屋に籠りきりのときがある。夫は家事全般をこなすが、洗濯物を畳むのが好きではない。小学生の息子が二人いるので、乾燥機から出したそばからまた着て洗う。だからもう、大きなカゴを二つ買って来てソファーに置き、洗濯物は、この中に入っていれば片付いていることにする!と決めた。カゴが空になることはない。

イベント計画は私。連絡帳や宿題係は夫。

 家のお金の管理や保険の見直し、子どもの教育計画などの中長期のプランは私が立てる。

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