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出産退職後、私はこうして理想の職場にたどり着いた

働いてみてわかった、大切なのは収入より環境

 出産を機に仕事を辞めると、多くの場合、それまで積み上げたキャリアがリセットされる。子育てが一段落して再び働き始めようとしても、なかなか正社員として復帰するのは難しいのが現実。その困難を乗り越え、再び働き始めた女性の道のりを紹介する。

 小林直子さん(仮名/41歳)は4人家族。会社員の夫と、小学4年生の子どもが2人いる。短大卒業後、子どもが生まれるまで12年間、正社員として働いてきた。

双子を出産、職場復帰をあきらめる

 新卒で入社したのが、大手カード会社。その後、大手化学メーカーに転職し、経理部門で一貫してキャリアを積んできた。

 「私は、どちらかといえば仕事志向。だから出産後も働き続けるつもりだったんです。ところが妊娠中に双子だということが判明して。初めての子どもですし、当時は育児短時間勤務などの制度もありません。なので、これは辞めざるを得ないな、と。子育てしながら正社員として働き続けるのは、私には無理だと思ったんです」

 実の母は病気がち。夫は残業や出張の多い仕事であり、家事や育児を分担してもらえる状況にない。体が強いとはいえない小林さんにとって、自身の体力も心配だった。

 「退職し、出産した後は家事と育児に追われて、あっという間に時間が過ぎていきました。とはいえ、もともと働きたい性分です。そこで4年前、子どもが小学生になったのを機に正社員での仕事を探し始めました。やるからには正社員として、しっかり働きたい気持ちもありました」

 ところが、小林さんが就いたのは、正社員ではなく、パートの仕事だった。それも、これまで縁のなかった「訪問介護」の仕事である。当初、望んでいた働き方ではないものの、自ら選択しての就職だった。

パートで訪問介護を始めたわけ

 「再就職活動を始めてほどなく、実の母がくも膜下出血で倒れてしまったのです。一命はとりとめましたが、重度の要介護者になってしまいました。これではとてもフルタイム勤務はできません。でも、仕事をしたい気持ちはありました。そこで介護と仕事を両立させながら、仕事を通じて母のための介護を学べる、訪問介護という仕事を選んだのです」

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