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八塩圭子 仕事をしない空虚感 子どものいない空虚感

子育て・教育

八塩圭子 仕事をしない空虚感 子どものいない空虚感

独身時代もママである今も、結局、焦燥感は変わらないのだ

 最近、同じ年頃の子どもを持つ近隣のママ仲間と、こんな話をした。

「なんか、この1年、何かをしたってわけじゃないんだけど、忙しく過ぎていったなぁ」(ママ仲間)
「確かに。子育て以外の生産的なことは全くしてないような気も……」(私)
「そうそう。気付いたら1年たってた感じ」(ママ仲間)

 子どもが生まれてからというもの、子どもの生命をつなぎ、日々の世話をするので精一杯で、1年なんてあっという間に過ぎ去った。その間、やったことといえば、おむつを替えて、おっぱいやミルクをあげて、そのうち離乳食を作ってあげるようになって、またおむつを替えて、抱っこして、寝かしつけて……そしてまた同じ一日が始まるという、これだけ。

 毎日同じことの繰り返しなので、子どもがウンチしたのが今日だったか昨日だったか分からなくなるくらい(失礼)。1週間前のことも思い出せないし、1カ月前のことなんて跡形も記憶にない。

ふと気付いたら子どもは1歳になり、私も1つ年を取った

 そして、気付いたら、子どもは1歳を過ぎていた。いつの間にか歩けるようになり、いつしか大人顔負けの量を何でも食べられるようになっていた。

 子育てのルーティンワークの中でも、子どもの成長を見守るのは相当楽しい。昨日できなかったことが今日できている。「この未知の生物は何だ?」から、「紛れもなく人類の一員」への変化を目撃できることは、子育てへの活力になっている。

 それに何より、ずっとず~っと思い描いてきた「子どもとの生活」が、今ここにあるのだ。幸せ以外の何者でもない。

 だけど、ふとした拍子に気付く時がある。

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