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受験勉強の「やる気」は勉強から生まれる

子育て・教育

受験勉強の「やる気」は勉強から生まれる

目標を掲げる「トップダウン」より、達成感重視の「ボトムアップ」で

 だんだんと、「月」、「シーズン」、と視野が広がっていくようになれば理想的です。でも、そこまでいかなくても、「週」サイクルが身につくところまでいけば、その積み重ねで中学受験は十分乗り切れます。その先に、本物の「合格」という結果がついてくれば、数年間の積み重ねで、大きな成果を挙げたという実績の出来上がりです。この体験が、さらに次に生きてきます。

 短いサイクルでも手ごたえを確実につかんでいくためには、

・日々の課題設定は欲張らず、取り組みやすい、シンプルで明確で少量のものからはじめる。
・その日のうちに確認する。
・できてなければ「じゃ、今からやっちゃおう」といって(一部でもいいので)やらせる。
・できていれば「褒める」。

 褒め方は、親子の個性で決めたらいいんですけど、まぁたとえば、やることが済んでいたらいっしょにテレビを見られるとかでも。あるいは、カレンダーにシールを貼って、一週間分で余分なお小遣いがもらえるのもいいかもしれません。

 テレビとかお小遣いとか、そういうもので釣っても、本質的な勉強のやる気と関係ないのでは?

 と思われるかもしれませんが、でもいいんです。勉強のやる気は勉強から生まれるんですから。とにかく勉強をやってみることで、やり方もわかるし、やるメリットもわかるんです。やらない実績ばかり作っていては、いつまで経ってもわかりません。

やってない「過去」を責めるのは最悪

 最悪なのは、「なんでやってないの!!」と、過去について責めることです。過去については「褒める」、まずいところがあれば端的に指摘するにとどめ、過去とは違う未来について語りましょう。

 うちの次男(こじろう)は「釣られる」タイプだったので、ゲーム権とかでひっぱって、かなりスムーズに軌道に乗せることができました。一方、はなひめは「釣られない」タイプで非常に苦労したのですが…

 それで、一時期は個別塾にお世話になったりして親のいない時間をしのいでいました。6年後半からは、ようやく自分で勉強できるようになってきて、個別塾をやめましたけど。これはちょっと遅いですね。でも、早い遅いはあっても、中学受験を経て、確実に自律的勉強へ近づくことができたと思います。

 子どもによって、親の苦心もさまざまですが、なんだかんだいって、勉強をするってことがどういうことなのか、どういうよさがあるものなのか、わかった状態で中学生になれたら、それは親からの大きなプレゼントだと思うんです。

 そしてその「プレゼント」のためには、そんなに長時間張り付く必要はありません。でも、「毎日」であることはけっこう大きいのです。

アンダンテ

アンダンテ

東京都生まれ。中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院中学校に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活をつづるブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は中学受験生親子の圧倒的な支持を受ける。著書に「第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社)

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