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塾選び、ついに決着。そして教育費にがくぜん

似た者夫婦だと思っていたけれど、違っていた教育観

色々な家庭に、それぞれの塾の始め方や付き合い方を伺おうというこの連載。今回はフリーライター、石井和美さんの最終回です。「公立の中高一貫校へ進学したいから塾に行きたい」という小4の娘さん、「早いうちから勉強を頑張り過ぎても途中で失速するからやめたほうがいい」と言う東大出身のご主人、そして「徒歩1分のところに公立中学校があるんだから、わざわざ遠いところに行かなくても」と思うドリフ大好き小学生だった和美さん。塾選びを始めて、家族の意識差が見えてきました。

第1回【塾はどうする 学歴格差夫婦&小4娘の意識ギャップ】はこちら
第2回【私立に見向きもしない夫、意外な夫婦の意識差】はこちら

 調べてみると、家から自転車で通える塾の授業は、すべて娘が通うサッカー教室と重なってしまうことが分かった。「サッカーをやりながら塾にも行くというのは厳しいかもしれない」と伝えたところ、娘は「サッカーはやめたくない、塾も行きたい」と言う。

 旦那のアドバイスは「塾なんて早いんだよ。サッカーを優先したほうがいい。勉強なんてする必要ない」。ここは私もついでに旦那に加勢することにした。正直言うと、私は塾はどうでもよくて、これ以上習い事が増えると家計も心配だったのだ。

 結局2対1の形になり、娘は不利な状況に追い込まれた。

 しかし、娘も諦めることはなく、ついには「4年生になったら塾に行くって言っていたし、行ってもいいって言ってたじゃない!」とキレてしまった。娘と対立したのはこれが初めてのことだった。言い合いは数日間続いた。塾のことで、楽しいわが家がこんな重い雰囲気になるなんて……。

 そんな中、ある塾から「4月から新しいコースができる」との連絡があり、再度話を聞きに行ってみることにした。

新設コースで問題解決。ただし土曜日もお弁当を作ることになってガックシ

 日程表を見たところ、なんと土曜日に娘が受験を希望する中高一貫対策校コースがあったのだ。今年4月から新設するとのことだ。これで日程問題は何とか解決しそうだ。

 そのコースの内容はどうか。

 公立中高一貫校の学力試験は、数学や国語といった科目の試験ではなく「適性検査」だ。単に計算を速く解くというより、作文や長文読解を伴う記述式の問題が多く、論理的思考力や表現力が必要とされる。塾によれば、「計算のスピードが速いだけでもダメなので、とにかくひたすら記述の訓練をさせる」そうだ。また面接では生徒5人で話をさせるので、面接対策も行うとのこと。このコースではテストを定期的に行い、順位も発表するため、かなり厳しそうでもある。娘が望んでいた塾はこういうところだ。……私には考えられないけれど。

 帰って早速娘に伝えたところ「そこに行く!」と即答だった。サッカーやスイミングをやめることなく、そこそこレベルの高い塾にも通えるようになったのだ。もっと上位校を目指すなら習い事をやめて平日会員でみっちりとやったほうがよさそうだが、わが家ではそこは目指していない。

 よかった、本当によかった! これでどんよりした家の空気ともオサラバだー!

 基本的に旦那は「娘が気に入ればそれでいい」とのこと。ただし、旦那は講師の方と何度か会って直接話を聞いている。「熱意があって、信頼できそう」と感じたようだ。

 しかし、土曜日の授業がお昼をまたぐため、私は塾弁作りを始めなければならないことが分かった。平日もずっと旦那や自分のお弁当を作っているが、娘のために土曜日にまで作らなくてはならないことが判明した。ものすごくガックシ。

下の子も含めると公立小でも教育費が毎月7万円に……

 実際、塾が決まるとお金のことも気になってくる。

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平凡なわが家もついに塾へ・・・

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