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育休や時短による「昇格遅れ」を防ぐ人事評価制度

サントリー(2) 有志社員によるプロジェクトでダイバーシティ経営を推進、管理職の評価項目も変革


人事本部の平沢あゆみさん

 サントリーホールディングスは2010年、「ダイバーシティ経営」を宣言。前回記事「サントリー 変革の原点は高すぎる社員満足度」で紹介したように、フレックスタイム制の大改革を行ったほか、テレワーク勤務(在宅勤務)やキッズサポート休暇の利用も活性化するなど、個人の事情に応じた柔軟な働き方が可能になっている。

 人事本部は社員への浸透度に手応えを感じている。

 「毎年、社員に対して自社や仕事に関する意識調査を行っており、2010年以降はダイバーシティーの項目も設けました。ダイバーシティーへの意識は、ここ数年で高まってきています」(人事本部の平沢あゆみさん)

テーマ別に小規模プロジェクトを立ち上げ、有志社員が経営に提言

 その背景には会社側が一方的に施策を打っただけでなく、社員による自主的な取り組みもあった。

 人事本部は、社員がダイバーシティについて議論し問題提起してもらうことを目的に、複数の「公募型プロジェクト」を考案。プロジェクトメンバーとなる有志を募った。

 その一つが「子育て環境プロジェクト」。全国から48人(女性32人、男性16人)の社員が手を挙げ、以下3つの切り口で課題をとりまとめた。

(1) 子どもを持つ女性社員が抱える課題や、必要としている支援とは?
(2) 子どもを持つ男性社員が抱える課題や、必要としている支援とは?
(3) 子どもを持つ社員が働きやすいようにするために、全社員に対してはどんな意識付けが必要か?

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