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「頑張り過ぎて破綻」の前に、週1はデパチカ弁当を

小竹貴子 楽しくておいしいお弁当なら罪悪感もなくなり、自分自身のゆとりも取り戻せる

 忙しくても料理をがんばりたいワーキングマザーの頼れる存在、レシピサイトの「クックパッド」の創業メンバーで、現在はフードエディターとして活躍する小竹貴子さん。「料理の楽しさ」を一人でも多くの人に伝えるために走り続けている。2児の母でもある小竹さんに、キャリアと育児を思い切り楽しむための日々の工夫、そして、今に至るまでの転機について語ってもらった。今回は最終回です。

 「食」をテーマとする仕事に毎日取り組みながら、2児の母としての生活を送っていると、自然とワーキングマザー目線で、「忙しくても、料理が楽しめる工夫はないかな」とあれこれと考えることが多くなってきました。

「食には手を抜けない」とは思うけれど…

 もともと「食」は好きな私でしたが、子どもができてからその重要性はより強く感じるようになりました。当たり前ですが、私たちの体は、食べるものでできている。今日、明日、明後日と子どもたちに食べさせるものが、10年後、20年後の彼たち・彼女たちの血となり肉となるのだとあらためて考えると、やはり「食には手を抜けないな」と思います。

 と言いながら、実際は……。仕事をお迎えの時間ギリギリまでこなして、保育園まで走ってお迎えに行き、子どもたちの寄り道にも付き合いながらやっと帰宅してからの夕食の支度は、正直、しんどい時もあります!

 私の周辺のリサーチ結果でも、「頑張っているのに、へこたれる」とつぶやくワーキングマザーの多いこと。19時に帰って30分以内で支度、食べ終わる頃には20時過ぎているから、ざざっとお風呂に入れて歯磨きして寝かしつける…っていう特急サイクルでやっていらっしゃる方ばかりです。こういう毎日を続けていると、料理そのものを楽しむ余裕や、子どもと触れ合う時間を持てている実感が薄れていってしまいますよね。

 そこで!

 私が実践している方法を一つ、紹介します。料理は好きな私ですが、あえて週に1回は「お弁当の日」と決めています。

 夕食を自分で作るのをお休みして、仕事帰りにお弁当を買ってきちゃうのです。

 ポイントは、しょぼいお弁当を買うのではなく、テンションが上がるお弁当を買うこと。デパチカの期間限定店舗や物産展に立ち寄って、子どもたちも喜びそうで大人も食べたくなるお弁当をチョイスします。我が家の直近の「お弁当の日」のメニューは、お寿司でした。駅弁なんかも子どもたちは喜びますね。楽しくておいしいお弁当なら、「お弁当でごめんね」という罪悪感もなくなります。

 お皿に盛りつける余裕があれば、子どもと一緒に盛り付け大会をするとさらに楽しいです。なんていったって、食後の後片付けが楽なのがいいんです。

 いつもより30分くらい余裕ができて、ゆっくりと絵本を読んであげられている時、私自身にも心のゆとりが取り戻せていくのが実感できます。子どもたちも嬉しそうです。

 そういう時間を週に1回持つだけで、週に6日は乗り切れそうな気分になってきます。

小竹 貴子

小竹 貴子

1972年石川県生まれ。関西学院大学社会学部卒業後、専業主婦生活を経て、博報堂アイ・スタジオでウェブディレクターとして勤務。04年、クックパッドの前身であるコインに入社。「レシピコンテスト」企画の発案により、売上を105倍にする。06年より編集部門長。08年に執行役に就任。09年に長女を出産し、同年末『日経WOMAN』ウーマン・オブ・ザ・イヤー2010受賞。2012年、同社を退社し、フードエディターとしての活動を始める。2013年、次女を出産。現在、ホクト社外取締役も務めるなど活動の幅を広げている。「月給たった5万円! でも、選びました 空回りの20代から30代でクックパッドの役員になれたわけ」(講談社)を上梓。

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