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子どもと大人が遊び下手に…今こそ遊び場が必要だ

3世代の信頼を勝ち取る遊び道具のプロ、創業35年ボーネルンドの秘密(後編)

 子どもたちの自発的な遊びを促す遊具の販売で成長している「ボーネルンド」。前編記事「私たちが売るのは『おもちゃ』ではなく『道具』だ」では、同社の成長の理由について解説した。
 一方、巨大トランポリンやボールプールが並ぶ大人気の室内遊び場「キドキド」も、そのボーネルンドが研究・開発したものだ。親子のコミュニケーションの場ともなっているキドキドの開発秘話を、取締役兼広報室室長の村上裕子さんに聞いた。


親子の室内遊び場「キドキド」伊勢丹松戸店。キドキドは北海道・東京・千葉・神奈川・大阪・岡山・広島・長崎など全国20カ所で展開。通常料金は、子どもが最初の30分で600円、延長10分ごとに100円、大人が500円(延長料金なし)。また平日の1日フリーパスが1700円(大人1人、子ども1人)など

大人が遊び方を知らない! 気づけば子どもも体力低下

――私もよく子どもと利用している室内遊び場「キドキド」も、御社が手がけていますね。週末や雨の日は特に人気で、子どもたちが楽しそうに遊んでいますが、このサービスを始めようと思ったのはなぜでしょう。

村上裕子さん(以下、村上) 私たちボーネルンドは、遊び道具の販売が主軸になってからも、保育園や幼稚園への大型遊具の設置や園庭作りを行っていました。

 しかし、その間にも日本では子どもが遊ぶ時間がどんどん減少。もっと多くの機会で、子どもたちの遊びや成長に関わっていける方法はないかとも考えていました。そんななか、気になることが出てきました。

 まず90年代に、売り場に立つ店舗スタッフから「大人の遊びが下手になってきているのでは?」という報告が上がってきました。

 当社で扱っている商品は、まず触って好きなように遊んで魅力をわかってもらいたいという考えのもと、店舗ではほとんどの商品を試遊できます。でもこの頃から、遊んでみるより先に「これ、どうやって遊ぶんですか? 遊び方を教えてください」とスタッフに質問して説明を求めてくる親御さんが増えてきたのです。そのため「使い方のマニュアルを商品に入れておかないと、商品を販売しても家で遊んでもらえないんです」という話が社内で出てきたのもこの頃からです。

 続いて、店舗スタッフから「最近の子どもたちは、店で遊ぶ姿に元気がなくなっているのではないか?」という声も出てきたのです。

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