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1年で地球を6.2周 海外を飛び回る外交官ママ

アメリカで出産し、帰国して保活。上司からの不本意な言葉を聞き流し、夫を「育て」ながら前進

内閣副広報官・官邸国際広報室長(取材当時)の小野日子(おの・ひかりこ)さんとお会いしたきっかけは、コアメンバーとして一緒に活動している、地球規模の問題に関心を持つママ達が集うGlobal Moms Network(グローバル・ママ・ネットワーク)でした。大変な仕事なのに、おおらかに淡々と両立している日子さん。なぜキャリア外交官を目指したのか、1年間で地球を6周以上も回るような仕事とどう両立してきたのかを聞いてきました。(*編集部注: 小野さんは2014年7月16日付けで、国際交流基金総務部長に異動しました)

インタビューを動画でご覧いただけます(約3分)

海外生活の経験がなくても外交官に! 女性は同期で1人

藤村 外交官試験を目指したきっかけは何だったのですか?

小野さん(以下、敬称略) 高校時代に、女性外交官になった5学年上の先輩を紹介する新聞記事を読んだこと。そのとき初めて外交官という仕事を知りました。その後、一橋大学に進学したところ、周囲の男子学生達がとにかくパワフル。楽天の三木谷君(会長兼社長の三木谷浩史氏)をはじめ、皆が「とにかく挑戦しよう」という気迫に満ちていて、私もそのパワーに背中を押されて、外交官試験を受けてみようと思ったんです。

 実は、ひとつ上の代に皇太子妃の雅子様がいらっしゃったのですが、当時は女性外交官の採用がせいぜい1人から3人。雅子様は“外交官の卵”ということで、雑誌などでも特集されていました。

 私は東京生まれ東京育ちで、海外生活とは無縁の人生。「お父さんも外交官、海外育ちで幼稚園はモスクワ、ハーバード大学卒業」という雅子様の経歴を聞いた母から「あなた、本当にこれを目指しているの? 近所の普通の幼稚園に通っていただけなのに?」と驚かれたのを覚えています。

 外交官試験をパスした、いわゆるキャリア官僚の同期25人のうち、女性は私1人。今、新しくキャリア官僚になっていく若者達は、25人中7~8人、つまり3割近くが女性になっています。女性やママの管理職はもっと増えていくはずです。


小野日子さん

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