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1年で地球を6.2周 海外を飛び回る外交官ママ

アメリカで出産し、帰国して保活。上司からの不本意な言葉を聞き流し、夫を「育て」ながら前進

1年間で地球を6.2周……総理の外遊は全て同行

―― 現在は、外務省ではなく、首相官邸に所属しているわけですが、海外出張も多いですよね。一体どうやって両立しているのでしょうか?

小野 今は、海外の報道機関からの取材対応をする仕事をしているので、総理が海外に行く場合は必ず同行しています。安倍総理になってから官邸内の雰囲気が大きく変わって、スピード感が増しました。

 安倍総理は、東京で開催されるものも含めると最初の1年間で150もの首脳会談をしているんです。「1年間で地球を6.2周、25カ国へ行った」と総理が言っているのを聞いて、私も地球6.2周したんだなぁ、と。東京オリンピック招致のときには、ロシアを経由して行ったので少し長い海外出張になりましたが、トルコは1泊3日でしたし、2週間以上家を空けることは滅多にありません。私が不在の間は、夫はもちろんのこと、実母の力も借りてなんとかやっているという感じです。

 私が地球を6.2周している間に、夫の生活能力はめきめきと向上したと思います。結婚して今年で20年。昔はやってくれなかったことを今は進んでやってくれるようになりましたから。

 例えば、お風呂は必ず洗うようになったし、洗濯物を畳むのはもちろん、物干しも普通にやるようになってきたので、これは本当にありがたいな! と思っています。最近はついに息子の塾弁まで作れるようになりました(笑)。

 今後また海外赴任になる可能性もありますが、その都度みんなで協力しながら、頑張ってきたいと思います。

小野さんのお助けアイテム

(1) 夫・実母
  「海外出張時は特に、2人の助けがないと回りません」(小野さん)

(2) エイビイシイ保育園、風の子クラブ
 食育にも力を入れる、24時間保育の先駆けともいえる公立保育園。民間学童保育も併設。

取材後記

今月、国際交流基金に異動となった小野日子さん。約2年の官邸生活で、海外出張25回、訪問国42カ国、地球を10周以上していたというのだから驚きです。それでも、穏やかで明るい日子さんはいつでも自然体。そんな大変な毎日を送っているようにはとても見えません。

ママが仕事でいっぱいいっぱいになっていると、子どもが察することって多いですよね。実は今日も、私が仕事をしていたら夜中に娘が起きて来ました。穏やかに寝かしつけをしたつもりでしたが、別の企画の動画編集が終わらずに焦る気持ちが伝わったのかも……。日子さんのように、いつも堂々と穏やかな心持ちでいられるように心掛けねば、と思いました。

(撮影/鈴木愛子)

藤村 美里

藤村 美里

TVディレクター。都立国分寺高校、早稲田大学卒業後、民放テレビ局入社。報道情報番組やドキュメンタリー番組でディレクターを務める。2008年に女児出産後、視点が180度変わり、児童虐待・保育問題・周産期医療・不妊医療などを母親の視点で取材。夫の転勤に伴い、2013年退社。海外と東京を往復しながらフリーで仕事を続ける。2008年から、働くママの異業種交流会「Workingmama party」 を主催。今年、働くママ&20代30代女子が集まる異業種交流会「Women’s Lounge」 も立ち上げた。
Workingmama party、Twitter @MisatoFujimuraFacebook

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