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男の育休まだ「ぜいたく品」 日用品になる日は来るか

「前例なし」の壁は継続したアピールで突破。出世意欲も向上

 戦後の日本を支えてきた、歴史ある、しかし旧態依然の大手メーカー。グループ企業も合わせると従業員数は十数万人に上る。

 ただ、大手だけに福利厚生は充実しており、産休・育休など「働く母親」を支援する制度は多い。男性の育児休暇取得制度も、他社に先駆けていち早く整えた。が、利用する男性社員は皆無だったという。

 井口正則さん(仮名)は、そんな同社の人事部に勤める32歳で、現在3児のパパ。第1子が生まれた2009年に、同社で初めて育休を取得した男性だ。

 ITベンチャーを中心に、何事にもフレキシブルに対応する企業が増えている一方で、昔ながらの大手企業においては、「前例がないこと」を実行するのは非常に難易度が高い。


(写真はイメージ。記事とは関係ありません)

結婚式で育休取得を宣言

「僕の場合、結婚する前から『将来子どもができたら絶対に育児休暇を取る』と公言し続けていたんです。育休を取れたのは、長年の努力の賜物ですね(笑)。大学時代に社会家族学を専攻し、卒論のテーマは『男性の育児休暇』でした。入社当初から、勉強したことを自分でも実現したいという想いが強かったんです」

 2008年に、学生時代から付き合っていた彼女と結婚。披露宴のラストの新郎挨拶でも、結婚して実現したい夢の一つとして「育児休暇を取得する」と堂々宣言した。これを主賓席で聞いた当時の上司は、「こいつ…本気だな」と覚悟したという。

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