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中学受験 うちの子、やる気がないのでしょうか?

暗記を強いるのではなく、新しい知識を学んだときの「納得」を重視。「ああ、なるほど」をすべての教科で実感させる

30年以上にわたって中学・高校受験の指導を行い、灘・開成・麻布・桜蔭・女子学院などの有名校に2500人以上を合格させてきた「かしこい塾の使い方」主任相談員の西村則康先生。今回ご紹介するセミナーでは、同じく「かしこい塾の使い方」主任相談員の小川大介先生と共に、参加した保護者から事前に書面で寄せられた質問に具体的にアドバイスを行いました。回答の様子を6回に分けて対談形式でお送りします。「中学受験 共働き親が高めるべきは『相談力』」に続く、第2回のテーマは「暗記ではなく、納得を」です。

4年までは順調 5年になって「疲れた」と言い出した

西村先生(以下、敬称略) では、前回に引き続き、ご参加いただいた皆さんから事前にお送りいただいた相談内容に沿ってお話ししていきます。

【Aさん(小学5年生の母親)】
 小5男子で、4年生から日能研に通っています。4年生のときの偏差値は公開模試で平均60台でした。周りの子が宿題がこなせないという中でも、さほど苦労しているようには見えませんでした。当時は宿題をこなす時間が十分にあったのです。

 ところが5年の春くらいから「疲れた」と言って塾を休むようになりました。勉強しなかったのですから当然かもしれませんが、SAPIXの入塾テストではアルファ(成績上位クラス)の許可をいただいたのに、6月の模試の偏差値は53。直近2回の「カリキュラムテスト」は200点台(500点満点中)です。

 特に社会科のテストは半分以上が白紙。やる気がないのかと思っていましたが、問題用紙に書き込みもあるし、本人は「一生懸命やっている」と言います。塾でのクラスを落とせばまだ頑張れるかと考えたこともありますが、算数は得意なので、それもあまり意味がない気がします。

 「理科と社会科は6年生になってから頑張ればいい」と思っていましたが、このままでは本人がますますやる気と自信をなくしてしまいます。親からすると、あんな難解な算数がすらすらできて、なぜ日本語が読めれば正答できそうな社会科や、4年生のときは得意で満点近かった理科が突然できなくなってしまったのかが不思議です。


西村則康先生

西村 この相談内容からだけでも、色々なことが想像できますね。第一印象は、Aさんのお子さんは「これから、どうにでもできる子だな」、そして「なかなか優秀」ということ。

 次に、気になるのは「4年生のときの学習時間がとても少なかった」という一文。このお母さんは、お子さんに対して求める基準が高い。「子どもとはずっと勉強しているべきものだ」、というお考えなのかな、と感じますね。実際はそんなわけがないんです。

 そして、「5年生になったばかりのころは宿題を難なくこなしていた」とありますが、「いやそんなはずはない。日能研の宿題のボリュームは、こなすのだけで結構大変だぞ」と感じます。

 社会科について「やる気がないのかと思っていましたが、問題用紙に書き込みもあるし」のところで、私は子どもに肩入れします(笑)。そうだろう、頑張っているんだろう? と言いたくなる。

 同時に、もしかしたら社会科の勉強のやらせ方を間違えたのかもしれない、とも考えます。社会科の勉強で大事なのは「カテゴリー分け」です。例えば、豚、牛、鶏、と出てきたらカテゴリーは畜産業。まとめて畜産業と捉えることができるか、です。

 ところがよくあるのは、社会科の教科書の太字をとにかくブツ切りで暗記させようとする勉強法。地理では地名を暗記させる。その結果、白地図を出されても、どこにその都市があるのか分からない。つまり、手作業や知識のつながりを無視したうえで、暗記をさせてしまったのではないかという気がします。

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【第3章】 受験生 普段の勉強と、長期休みの戦略的な活用方法
【第4章】 男女御三家と早慶付属校の最新問題傾向
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西村則康先生(右)と小川大介先生(左)が、“中学受験の基本のキ”を伝授します!

日時/2016年12月3日(土) 15:00~16:10
会場/東京ミッドタウン カンファレンスRoom1~4(東京都港区赤坂9-7)
講師/西村則康先生(家庭教師 名門指導会 代表)&小川大介先生(中学受験専門個別指導教室SS-1 代表)
受講料/
・書籍『中学受験 基本のキ!新版』をご持参いただく方(書籍なし)の受講料:1,380円(税込)
・書籍を会場で受け取る方(書籍付き)の受講料:3,000円(税込)

「カリスマ講師2人が教える 『本番で勝てる中学受験生の育て方』」は、こちらからお申し込みください。

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