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在宅勤務ができたら、会社を辞めなかった母親たち

田澤由利 在宅勤務が日本を変える(4)両立支援制度があっても、退職した理由

 アベノミクスの成長戦略にも記載されている、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方「テレワーク」。中でも会社に雇用されている人が、家で仕事をする「在宅勤務」は、子育て中の働くパパママにとってのメリットは大きい。

 8月26日、私は、安倍晋三首相が開催する「まち・ひと・しごと創生に関する有識者懇談会」に出席し、プレゼンをする機会を得た。今後の政府の方針を検討する重要な場に、テレワークを推進している私が呼ばれたという事実だけでも、国が真剣に取り組もうとしていることがわかる。

 


総理官邸「まち・ひと・しごと創生に関する有識者懇談会」(総理官邸ホームページより)

 国はこれまで、仕事と家庭の両立支援策を数多く講じてきたが、成功しているとは言いがたい。その理由の1つは、「休む」施策が中心で、「働きたい人」が利用しにくかったからだと私は考えている。もちろん「休む」ことは重要だ。しかし、「柔軟に働く」こともできなければ女性活用、少子化対策、労働力確保、そして地方創生につながらない。

 ここでは、私がテレワーク推進の中で出会った「制度があっても、退職せざるを得なかった母親たち」を紹介したい。その理由は、私と話をして彼女たちが口をそろえてこう言ってくれたからだ。

 「在宅勤務ができていたら、会社を辞めなかったかもしれない」

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