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経験させたい親と期待どおりに喜ばない子ども

子育て・教育

経験させたい親と期待どおりに喜ばない子ども

「せっかく…したのに」 という親の思惑と子どもの気持ちのアンビバレンス

 皆さん、夏休みはご家族でどのように過ごされましたか。海に山に、家族そろって出かけた思い出は、子どもにとってすてきな宝物になったことでしょう。親にとっては楽しかった半面、夏の疲れもまだ残っているのではないでしょうか。

 今夏、いろんな場所で、大きな荷物を持ち、帰り道で眠ってしまった子どもも抱えて歩く親の姿を見かけました。子どもの喜ぶ顔を見たら疲れなんて吹き飛んでしまうのですけどね。今回は、子どものためを思ってやった親の思いとそれに対する子どもの気持ちのお話です。

 ある日、駅のホームで電車を待っていると、「今日は楽しかった? 楽しかった? 楽しかったよねー?」と、子どもに聞く母親の声が後ろから聞こえてきました。お出かけの帰りのようです。

 「ここまで念押しされたら“楽しかった”としか子どもは言えないだろうなあ」と思っていたところ、母親はまだ続けていて、しばらくしてから子どもをぱっと見たら、ようやく、「楽しかったー」と言いました。それに対して母親からの返事はなく、子どもが続けて「おしっこー」と言うと、「どうして今なの! だいたいね・・・」と怒られていました。

 これでは、子どもにとっては、楽しいか楽しくないかの選択ができません。楽しかったとしか言いようのない状況です。本末転倒だなあと感じました。親としては、様々な経験をさせてやりたい、何かを習得してほしい、何かを感じてほしいという気持ちがあり、暑いなかで労をかけたという思いもあったのかもしれませんね。これって、よくある光景ですよね。

お出かけばかり…では子どもは想像以上に疲れている

 本来は、目的があってから計画があるもの。例えば、保育園の行事というのは、「心身を豊かにする」という目的があって、いつもと違う場所に出かけます。動物園に行かなければならないわけではありません。心身を豊かにするために、どのような狙いを立てるか、スケジュールはどうするか、イメージングしてから実行に移します。

 遠くへ遊びに出かけることは、まだ子どもが小さいうちは、親の満足感のほうが勝ってしまうことがよくあります。「パワー」がかかることをすると、どうしても大人の思惑が出てきてしまうんです。

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