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小島慶子 夫に「肩書き」がなくてもいいじゃない

「専業シュフ」という生き方を選んだ夫、と言われるのだけれど…


パースシティの名所、キングス・パークから見た虹。中央に小さく映っているのは仲のいい老夫婦。心和みます。

 このごろ「専業主夫という生き方を選んだご主人をどう思いますか?」ってよく聞かれるけど、専業主夫といわれても、夫はピンと来ていない様子。実は私もこの質問、すごーく違和感がある。「センギョーシュフという、イキカタ??」

仕事をしていませんとか、今は休業中とか、家にいますとか、人によって自認のしかたも事情もいろいろだろうから、なんでもいいじゃん。どうしても名前のついた立場を作りたがるのは、肩書き主義の悪しき慣習だと思うなあ。

 もちろん、私も相手が理解しやすいように、夫のことを「専業主夫なんですね?」と言われたら「そうですね」って答えてるけど、夫は夫だ。お金を稼いでいてもいなくても、彼は家族のリーダーだし、私の大事な夫。旦那さん、お仕事は?って聞かれたら、私は「してません」って答えている。「専業主夫です!」とは言いません。別に、肩書きなくてもいいし。私も子どもも、家事するし。

人は肩書きがなくてはいけませんか?

 センギョーシュフって言い方は、「無職」は聞こえが悪いよね、立場を与えなくちゃ、っていう配慮を感じるけれど、そもそもが「人は立場のない存在であってはならない」っていう前提も感じる。

次ページ 家事を担う役割をわざわざ「選択」して...

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