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生駒芳子 修羅場をくぐり子育ては感動に近いものに

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生駒芳子 修羅場をくぐり子育ては感動に近いものに

(3)「子育ては親育て」の言葉通り、子どもから学んだことが山ほどある

ファッションやアートを中心に幅広く活躍するジャーナリストの生駒芳子さんに、子育てデュアラーのための“魔法の言葉”を伺う第3回目。フリーランスとして活動していた生駒さんは、37歳で長男を出産(第1回「子育ては思うようにいかないことばかり」)。

出産後ほどなく、組織の要職に就き、仕事が90%を占める生活を送ることになります。家事と育児の大半を夫が担う中で息子さんは成長。後になって「寂しかった」と打ち明けられ、生駒さんは大いに動揺します。それでも息子さんは、寂しいという思いをかみしめつつも、全力投球で仕事に向き合い社会で生き生きと活躍する母親の姿、そして接する時間は短くとも自分に心を配る母の思いもしっかりと胸に刻んでいました(第2回「10年越しの「寂しかった!」で目が覚める」)。

今回は、生駒さんが子育ての中で大切にしてきたことや、育児を通して開けた新しい世界についてお話しいただきます。

7歳までは「人生は楽しい」と教える時期


ファッションジャーナリストの生駒芳子さん

―― 子育ての軸というか、方針はありましたか。

 教育については、いろいろと悩みました。例えば、保育園と幼稚園のどちらにするか。

 もともと、人智学の創始者であるルドルフ・シュタイナーの考えに関心があり、子育てについても参考にしようと思いました。人間というのは肉体だけではなくて、精神や魂と共に成り立っているというのがシュタイナー思想の基本。シュタイナーによると、子どもは生まれてから7歳前後の歯が生え変わるころまで、ファンタジーの中にいて、健全な肉体と感性を育んでいきます。だからそれまでに覚えるべきことと言うのは、人生が楽しい、という体験だと著書に書いてあったんです。算数や文字を覚えるとかではなくね。生まれてきてよかった、人生とは楽しいということをとことん教える

 調べてみると、幼稚園は文科省の管轄で教育、保育園は厚労省の管轄で福祉、という差別化があるわけですよね。そこで「よーし、福祉だ」と思って保育園を選びました。もとより、幼稚園の迎えの時間には間に合わないというのがあったんだけど、生きる喜びをとことん教えてあげたいなと。思った通り、息子は保育園生活を思いっきり楽しみました。今でも保育園時代は楽しかったと言っているくらいです。

 それから人間の基本は体なんだから、運動も重要かな。これはうちの子には続けさせられませんでしたけど、今しみじみ思います。小中学校時代に運動をしっかりしておくのが大切だと思う。今はネット社会だから、子ども達も容易にネットにはまってしまう時代。だからこそ、以前に増して、できるかぎり子どもに運動するように親が働き掛ける必要があります。

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