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円安・インフレの波が資金計画を狂わせてしまうかも

外貨投資でリスク軽減、まずは円高・円安を再勉強

 忙しいDUAL世帯に向けて、お金の運用を説明する「金持ちDUAL、貧乏DUAL」。今回からは「外貨投資編」に入ります。外貨投資とは、日本円を米ドルなどの外貨に替えて、外貨預金、外貨MMF(マネー・マーケット・ファンド)、投資信託、外貨建ての保険などの金融商品で運用すること。つまり、ドルやユーロ建ての資産にどう投資するかという話です。どんどん円安が進んできた中で、これからぜひ覚えておきたい投資の一つです。今回は、外貨投資の基礎知識について解説します。

 DUAL世帯では、これから教育費、住居費などの負担に耐えながら、同時に老後資金もつくっていかなければなりません。そうしたときに円安・インフレという新しい波が来ると、様々なものが値上がりし、資金計画が狂う可能性があります。

 円安・インフレが進んだ際に痛みを和らげてくれるのが、外貨投資。例えば、ドルに投資した後で円安になれば(1ドル=110円から120円になれば)、円に戻したときの手取りが増えるからです。

 でも外貨投資には、実は多くの注意点があります。それを知らないと、お得な取引をしたつもりが、結果的に損をしているということになりかねないのです。

まず、円高、円安の基本について知っておこう

 とはいえ、まずは「円高、円安とは何か」「円相場は過去、どのような要因でどう動いてきたのか」という全体像を理解する必要があります。「円高、円安とは何か」は簡単過ぎるかもしれないので、知っている人は飛ばしてもかまいません。

 次の図を見てください。つい数年前まで、1ドル=80円のときがありました。最近は、1ドル=110円に近い水準になっています。

 80円から110円になったということは、為替が円安方向に動いたということになります

 というと、「数字が大きくなったのだから円高では?」と思うかもしれませんが、これはドルを基準に表示しているための錯覚。

 1円当たりのドルを考えると、1ドル=80円のときは1÷80で1円=0.0125ドルだったのが、1ドル=110円のときは1÷110で1円=0.009ドルと、1円当たりの価値は安くなっています。1円当たりの価値が下がったのだから、円安であると分かります。

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