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加納朋子 子どもを「注意」しても「否定」はしない

映画で描かれていた「自分が親になって初めて分かる、親の気持ち」

新垣結衣・大泉洋初共演で現在公開中の映画『トワイライト ささらさや』。突然、夫を交通事故で失った主人公の女性サヤが、乳飲み子を抱えておろおろしながらも、周りの人達や幽霊となった夫の力を借りて、親として成長していく姿が描かれています。原作『ささら さや』の著者で、高校生のお子さんがいらっしゃる加納朋子さんに、前回(「母親になって実感した『弱い親は罪』」)に続き、原作そして映画への思い、そしてご自身の子育てでのこだわりを伺いました。

人が亡くなっても、その思いは受け継がれていく

──加納さんの小説『ささら さや』(幻冬舎文庫)が原作となった映画『トワイライト ささらさや』をご覧になった感想は?

 原作の芯の部分をすごく大事にしてくださっているのがよく分かるつくりだったので、うれしかったですね。

──原作の芯の部分とは?

 人が亡くなっても、その思いは絶対に残るということです。その思いは残された人達によって未来へと受け継がれていく。

 これは「ささら」シリーズ、3作を通してのテーマなんですけど、それが映画にも本当に見事に表されていて、とてもよかったです。

自分が親になって初めて分かった親の気持ち

 詳しくは言えませんが、映画には原作とは違うラストシーンが描かれています。小説の大部分は母子の物語なんですが、映画は異なる視点の親子の話も加えている。そこで描かれているのは「自分が親になって初めて分かる、親の気持ち」なんです。

 例えば保育園に入れる苦労にしても、小学校に入ってからのPTA活動にしても、親が自分のためにどれだけ頑張ってくれたかは、子どもには分からないじゃないですか。

 親になって初めて「ああ、親はこんなに大変なことを自分のためにしてくれていたんだ」と理解して、初めて親のことをありがたいと感じ、殊勝な気持ちになったりしますよね。私も親になって初めて「あ、親にあのときは悪いことを言ったかも」って思いましたから。


子どもをつれ、見知らぬ街「ささら」に移り住むサヤ。映画では「自分が親になって初めて分かる、親の気持ち」が描かれる

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加納朋子さんインタビュー

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